地域福祉の取組みを身近に感じてもらうことを目指して
包括支援東成区社会福祉協議会 包括支援担当
今西 理佳

社協職員を志したきっかけを教えてください。
学生時代に社協で実習を行い、制度や仕組みがあっても対応できない課題や、埋もれてしまう人がいることを知りました。そういった方に対して、できることを模索していくのが福祉であり、社協でこそ取り組むことができると感じました。また、発行されている広報物を読み、取組みを分かりやすく発信している点も決め手の一つでした。

具体的な仕事内容を教えてください。
高齢者の総合相談窓口が地域包括支援センターの役割です。相談の一例ですが、腰痛がひどく外出が億劫、また地縁もなく寂しいとこぼしていた一人暮らしの女性と出会いました。その女性と関係を築いていく中で、デイサービスや百歳体操・地域のカラオケ活動への参加を提案していったところ、「話すことが楽しい」「友達ができました」と笑顔で前向きな報告を聞くことができ、頼ってもらえるようになりました。この事例のように、高齢者の方々が住み慣れた地域でいきいきと暮らしていけるよう、フォーマルな制度だけでなく、インフォーマルな活動も視野に入れるよう心がけています。

今後社協で挑戦していきたいことを教えてください。
地域の様々な方から相談をしてもらいやすい環境づくりを進めるため、アウトリーチして埋もれている声を拾い、また地域包括支援センターを相談先として知ってもらえる機会を増やしていきたいです。
また、社協自体の存在を知ってもらうことも大切だと思っているため、SNSを活用し、社協の役割や活動内容を地域の人に伝え、社協を身近に感じてもらえる工夫を考えていきたいです。

PROFILE
今西 理佳
(入職3年目)
東成区社会福祉協議会 包括支援担当
※取材時の情報
