さまざまな声に耳を傾けることから。
包括支援西成区社会福祉協議会 包括支援担当
藤井 和希
具体的な仕事内容を教えてください。
地域包括支援センター業務を担当しています。高齢者の総合相談窓口として、ご本人や家族、近隣住民から相談を受け、どのように解決していくかを相談者と一緒に考えながら、必要に応じて関係機関や制度につなぎます。
介護保険の手続きや介護予防、認知症予防に関することなどに取り組み、高齢になっても安心して暮らし続けることができるようにサポートしています。
社協のやりがいを感じたエピソードを教えてください。
「本当に助かりました！」という言葉をもらった時です。
「腰が痛くて動けない」と相談があり、支援することとなった介護保険未申請の高齢男性との関わりを紹介します。
男性の状態が悪かったため、病院に同行し、そのまま入院となりました。しかし、本人の気持ちが後ろ向きにならないよう、会話を重ねたこともあり、病院の相談員から「藤井さんのおかげで本人もリハビリを頑張ってくれているので本当に助かっています」と言っていただけました。そのように言ってもらえて、やりがいを感じました。
また、自分の得意な社交ダンスを活かした介護予防のイベントを地域で開催し、住民のみなさんに喜んでもらえたこともやりがいにつながっています。
働くうえで、大切にしていること
相談者の思いをまずは受け止めて、共感することです。地域包括支援センターでは医療、介護、行政等、さまざまな職種との連携が必要です。区社協内においても、地域支援担当や生活支援体制整備事業、見守り相談室、あんしんさぽーと事業など、他部署の職員との連携が求められます。そのため、他部署の職員が普段どのような仕事をしているのかを把握するようにしています。
PROFILE
藤井 和希
（入職２年目）
西成区社会福祉協議会 包括支援担当
※取材時の情報
