地域の担い手をサポートするやりがい
生活支援コーディネーター鶴見区社会福祉協議会 生活支援コーディネーター
塚下 瞳

入職したきっかけを教えてください。
学生時代の実習を通して、地域の子どもや高齢者が交流できる場所、多世代交流に関わる仕事をしてみたいと考えたことが社協を目指したきっかけです。大阪市社協を選んだのは、地元の岡山と地域性の異なる都市部での地域支援や、マンション暮らしの方への支援等に携わりたいと思ったからです。

具体的な仕事内容を教えてください。
生活支援コーディネーターは、高齢者が住み慣れた地域で元気に暮らすための、介護予防や生活支援の仕組み作りを支援しています。鶴見区では、高齢者のボッチャ大会やeスポーツを通じた子どもと高齢者の交流の場づくり、フードマルシェ開催、移動スーパーの調整等の取組みを通して、高齢者の居場所づくりに取り組んでいます。

社協のやりがいを感じたエピソードを教えてください。
ボッチャ大会開催にあたって、社協職員として携わる中で、地域の担い手が主体的に動けるよう、新たに実行委員会を立ち上げ、出場チームで相互審判ができるよう実行委員と一緒にルール等を考えました。初めは自分たちでやることに地域住民から不安の声もありましたが、一緒に取り組んだことで「やってみたらそんなに大変じゃなかった。楽しかった。ありがとう」等の感謝や労いの言葉をいただき、地域住民の気持ちの変化や住民主体の活動へと変化していく過程を間近で見ることができ、やりがいを感じました。

社協の仕事の魅力を教えてください。
地域支援・個別支援の両方を経験できるところです。
入職1年目~3年間は地域包括支援センター配属だったため、個別支援を行う中で、アセスメントや相手に伝わりやすいコミュニケーションの実践や、介護保険制度についての理解を深め、自己決定支援に向けた実践に活かすことができました。
生活支援コーディネーターに異動してからは、1対1のみでなく、地域で介護予防に取組む幅広い高齢者と関わるようになり、包括時代の関係機関との連携も活かすことができました。また昨年には他区への異動も経て、同じ大阪市であっても地域性が異なることを実感し、より地域に即したアプローチ方法を検討する重要性を改めて感じています。

PROFILE
塚下 瞳
(入職7年目)
鶴見区社会福祉協議会
第1層生活支援コーディネーター
※取材時の情報
