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地域こども支援団体連絡会

2019/02/15 [Fri]

第14回地域こども支援団体連絡会(開催報告)

[ 2019/03/28 更新 ]

第14回地域こども支援団体連絡会を開催し、こども食堂や学習支援など、こどもの居場所づくりに取り組む団体と、それを応援するNPO法人、社会福祉協議会や行政の関係者など31団体46人が参加しました。

日時:
平成31年2月15日(金)10:00~12:00
場所:
大阪府教育会館たかつガーデン地下1階オリーブ
内容:

テーマ:「こども支援活動のリスクマネジメント」

登壇者:社会福祉法人四恩学園 四恩たまみず園 施設長 巽 友朗 さん

大阪市児童福祉連盟サポート委員会の取り組みと、こども支援活動におけるリスクマネジメントのポイントについて、四恩たまみず園の巽施設長からお話いただきました。

<サポート委員会について> 平成13年に児童養護施設に在籍するこどもが中国自動車道で事故に遭ったことをきっかけに立ち上がり、当初はマスコミ対応や保険について学ぶことをメインにしていましたが、平成23年に東日本大震災が発生したこともあり、災害対応についても検討するようになりました。検討の結果は「緊急時の対応と協力ガイドライン」Part1~3を発行。加盟組織で共有しており、Part3ではインターネットとの付き合い方についても紹介しています。

<リスクの備え> 施設では視覚に訴える工夫をすることでリスクに備えています。たとえば、食物アレルギーの対応として、該当するこどもの食器の色を変えること。扉で指や足を挟まないように、注意の表示が一目で分かるように工夫しています。リスクはどれだけ気をつけていても起こるもの。起きた後どうするか予め決めておくことが大切で、施設ではこどもがケガや急病になった時、迷った場合は救急車を呼ぶルールにしています。

<こどもをほめることの重要性> こどもは的確なタイミングで、その都度ほめることが大切です。叱ることはよく見ていなくてもできますが、ほめることは普段からその子をよく観察していないとできません。そのためには、接する大人に余裕がなければ難しいと思います。

巽施設長の報告後、会場全体で意見交換を行い、こどもの居場所におけるこども同士のSNSトラブルや食物アレルギー対応について課題を共有しました。

また、最後には大阪市こども青少年局吉田昌之課長代理から、こどもの居場所づくり活動を対象とした保険について情報提供がありました。

次回は、4月19日(金)午前10時から正午に開催します。

第14回アンケート集計結果

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