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とりくみレポート

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地域で行っているこどもたちの笑顔あふれるさまざまな取り組みを紹介します。


子どもたちに音楽を届けるプロジェクト

一般財団法人100万人のクラシックライブ

子どもたちに音楽を届けるプロジェクト/一般財団法人100万人のクラシックライブ

「一般財団法人100万人のクラシックライブ」は、音楽の力でコミュニティを元気にする非営利の財団として、2015年より本格的に活動を開始し、これまで累計約2000回のライブを開催、のべ約12万人にご参加頂きました。
コロナ禍を経て、2020年9月より、通常参加費1,000円のところ、サポーターのご寄付をもとに無料で音楽を届ける「子どもたちに音楽を届けるプロジェクト」を始めました。
このプロジェクトは、こども食堂や学習支援拠点、母子生活支援施設・児童養護施設・医ケア児の施設など、親子を支援する団体による活動や施設のこどもたちに音楽を届けます。感染防止対策には十分留意し、全国各地で1年半に約100回のライブを実施しました。

これまでの活動を通じて、多くの人が社会の中で孤立していると実感しています。支え合うシステムとしての社会的コミュニティが非常に弱くなり、孤立を救う心のケアが確立していません。さらにこのコロナ禍で、社会の格差がさらに拡大し、様々な制限を受け、孤立して生活する人々はさらに弱い立場におかれています。
そのような中で、最も心のケアをしなければならない、さまざまな支援を要するこどもたちにアプローチする取り組みが、このプロジェクトです。私たちは、心のケアシステムのない日本における社会的インフラとして、活動を広げていきたいと考えます。

実際に開催した先では「生演奏の迫力を間近で聴き、こどもは初めての体験に大喜び!保護者は貴重な心の癒しになった」「音楽の感動を通じて親子と支援者が一体となった」との声を多数いただいています。音楽を用いることで、親子支援の活動に参加する心理的負担を軽減し、支援を必要としながら孤立しやすい親子に、支え合いの輪を広げていくことができ、親子の心身両面の健康につながっていると感じています。

今後とも、地域こども支援ネットワーク事業を通じて、想いをもって親子に寄り添う団体の皆さまとご一緒できましたら、大変嬉しく存じます。


人と繋がり、助け合い、信頼の輪をつなげて新規オープン!

にしよど子ども食堂なもなも

人と繋がり、助け合い、信頼の輪をつなげて新規オープン!/にしよど子ども食堂なもなも

演奏会で幕開け

令和2年10月22日(木)「にしよど子ども食堂なもなも」がオープンしました。
会場となるのは、西淀川区大和田にある善念寺。オープンする午後4時に合わせ、本堂にはこどもや保護者、地域の高齢者など多くの人が集まりました。
オープニングセレモニーは、「一般財団法人100万人のクラッシックライブ」の協力でヴァイオリニストの高崎真央さんとピアニストの吉岡麻梨さんによる演奏会で幕が上がります。
参加したこどもたちは、目の前での演奏にビックリした様子でしたが、楽器にまつわるクイズや聞きなれた楽曲などで、表情の硬かったこどもたちも、最後には笑顔で一緒に歌ったり踊ったりと大盛り上がり。

名前に込めた熱い想い

にしよど子ども食堂なもなも代表の八木宝加さん(以下、八木さん)は「ヴァイオリンなど楽器の生演奏をなかなか聴く機会が無いので、涙がでるほど心に響きました」と話します。
「こども食堂を立ち上げよう」という熱い想いをもった仲間が集まり、お寺のご本尊である阿弥陀様の「全ての人々を救う」という願いをこめた南無阿弥陀仏の南無から「なもなも」と名付けました。

こどもも大人も楽しいと思える場を

八木さんは「一人では出来なかった事が、人と繋がり、助け合うことで、不可能を可能に変えられる。一つずつ、一つずつ、信頼の輪をつなげていきたい」と話します。今、こどもたちは、ゲームや携帯電話などであまり人と関わる事が無くても平気な時代。みんなと一緒に御飯を食べたり、遊んだり、みんなが楽しいと思える場所が、こどもだけではなく、子育て中のお母さんや、お父さんにも必要です。
今後は毎日仕事などでクタクタなお母さんやお父さんたちを地域と連携してサポートすることを検討しています。
誰もが幸せに過ごせる場所をめざして、にしよど子ども食堂なもなもは歩き始めます。

※しばらくは、新型コロナウィルス感染症予防で密を避けるため、毎月1回、お弁当を配付しています。


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