地域こども支援ネットワーク事業

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地域こども支援ネットワーク事業 シンポジウム 開催報告

[ 2018/11/30 更新 ]

「こども支援からはじまる地域の居場所づくり」シンポジウムを開催!

大阪市社会福祉協議会が進める「地域こども支援ネットワーク事業」を通じて、「こどもの居場所づくり」の意義や課題について考えるシンポジウムを、11月7日(水)に港区の丸善インテックアリーナ大阪で開催しました。

当日は、こども食堂などを運営する団体のスタッフ、各区社協や行政機関の職員、社会福祉法人などの施設職員、これから活動を始めたいと考えている市民や学生、ボランティア活動に熱心な企業の社員など約200人が参加しました。

はじめに、大阪府立大学の山野則子教授から「いま!大阪のこどもたちは・・・」と題して基調講演があり、子育て世代層の3分の1が孤立して貧困状態にあることや、生活の困窮度が高い家庭ほど、身近に相談できる人が少なくなり、就学支援や既存のサービス提供が行き届かない状況であることなどが報告されました。

 

こどもの居場所づくりに取組む活動者らが報告

市内でこどもの居場所づくり活動に関わる4つの団体から報告があり、同志社大学教授で大阪市ボランティア・市民活動センターの所長である上野谷加代子さんがコーディネーターを務め、パネルディスカッションを進めました。

NPO法人ハートフレンドの徳谷章子さんは、地域の大人がこどもに教える「てらこや」活動やこどもが料理づくりに取組む「みんなカフェ」などの活動を紹介しました。

続いて社会福祉法人施設の立場から、四恩学園の中西裕さんが、住吉区で取組んでいる「あびんこモーニング」について説明、登校前の時間に実施されるこども食堂が、地域の福祉課題の発見やこどものボランティア体験の場になっていると話しました。

地域団体からは平野区加美北社会福祉協議会の西野義一さんと山口政野さんが登壇。当初はこども食堂を開く予定でしたが、食堂の対象を高齢者までに広げ、誰でも参加できるようにした経緯などを話しました。

さらに中央区社会福祉協議会の藤井吉美さんからは、こども食堂や居場所づくり活動をはじめたいという人への支援や、地域役員・学校への橋渡しについて報告があり、急速に広がっているこども食堂に対して、区社協としての対応や寄り添い方についての示唆がありました。

結びには、山野教授と上野谷所長の対談が行われ、「あくまでも〝こども〞を主語に、家庭・学校・地域が連携していくこと」が重要であると強調し、シンポジウムを閉じました。

 

 

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