自由に自分を表現できる場所

壁に飾られている作品の数に圧倒されながらアトリエの中に足を踏み入れると、「かわいいのできたよー！」とこどもたちの元気な声が聞こえてきました。今日は、母の日のプレゼントとして、ドライフラワーをセットにしたフォトフレームを製作中。フレームの中には、自分が描いたお母さんの絵を挟みます。

こころを次世代へつなぐ

作品を作っていると自然とこどもたちの間で教えあいが始まり、「大きくなった子が下の子を教えることも大切にしています。アウトプットすることで自分の力になる。ここでの活動を通じて、生きる力、人間力をつけてもらいたいと思っています」と、代表の南　エリさん（以下、南さん）。

『アトリエCALUTAT』は、南さんの自宅のリビングでアート教室としてスタート。口コミが広がり、現在の長屋での活動に移りました。南さんの夢は「伝承する場所を作ること。例えば、編み物が得意な地域のおばあちゃんに子どもたちを教えてもらうなど、地域のつながりを作りたいんです」と笑顔で話してくれました。