地域こども支援ネットワーク事業

地域のさまざまなこどもの居場所活動

蒼組(鶴見区)

[ 2026/08/15 更新 ]

「団地の一室で『蒼組』が紡ぐ地域のつながり」

大阪市では、団地や地域の活性化につながるコミュニティビジネス等の活動拠点として、NPO等の団体に市営住宅の空き住戸を提供しています。『蒼組』としてプロポーザルの選定を受け、その取組み発表を行った代表の山本加奈子さん(以下、山本さん)に話を聞きました。

『蒼組』では、不登校児を対象とした学習支援や食事支援、ひとり親世帯の親へのサポートに取り組んでいます。「自分のこどもが学校に行けない時期があり、自宅で学習サポートを始めることにしました。その後、教頭先生の相談から他のこどもも一緒に見るようになり、そしてご飯も作るようになり、今では、不登校児だけでなく、「居場所・寺子屋」「こども食堂」「a.m.たいむ(赤ちゃんとママのつどいの場)」と活動が広がりました」と、山本さんはきっかけを教えてくれました。そんな山本さんがひとりで始めた活動が、さまざまな巡りあわせから素敵な方たちに恵まれ、今では多くの方に支えられています。

活動を通して、少しずつ不登校が少なくなってきたことと、しんどさを抱えるお母さんが相談に来てくれることに安堵していると話す山本さん。スクールサポーターとして学校でも活動しており、“加奈子先生!”とこどもたちから慕われています。ときどき小学校や中学校の先生も仕事帰りに立ち寄られ、様子を見にきてくれるそう。訪問した日は「こども食堂」の日で、メニューはカレーライス。18時から次々にこどもたちがやってきて一気に賑やかになりました。大量の玉ねぎを切ったせいか「目が痛い!」という場面も。

中高生で気になる子も多い、夜の活動後の防犯面など…と心配の種はつきませんが、そんな山本さんを心配して集まる仲間がいます。山本さんは「まわりに助けられている、みんながしっかりしてくれているから」と、気恥ずかしそうに話すと、「山本さんにしかできないことがある」とすかさずメンバーが口を揃えて言います。柔和な山本さんですが、“持っている人”で、運やツキが強いだけでなく、慕われ、周りを巻き込みながら『蒼組』の活動は続いていきます。

もとは畳敷の和室にフローリング調カーペットを敷き洋室風に

 

年下のこどもたちのお手本になる 後片付け中の学生さん

 

野菜はJAの貸し農園で育てている方が分けてくださるそうです

 

活動を応援したい方へ