2024.02.02

つながりをつくる・くらしをささえる・活動をひろげる  社協で働く私の仕事

大阪市社会福祉協議会では、令和7年4月新卒予定者を対象に令和6年3月19日(火)に法人就職説明会を開催し、職員から市社協・区社協の取組みについて、説明します。詳細・申込みについてはこちらをご覧ください。
開催に先立ち、今年度開催した新卒予定者を対象とした内定者説明会の内容を紹介します。大阪市社会福祉協議会への就職を検討している方や社協の仕事に興味のある方は是非ご覧ください。


社会福祉協議会は、社会福祉法に位置づけられた「地域福祉の推進」を目的とした民間団体です。
住民や地域団体、民生委員・児童委員、社会福祉施設、NPO、企業などと連携し、互いにつながり、支え合い、誰もが安心して自分らしく暮らすことができるよう、さまざまな活動を展開しています。例えば、地域での地域福祉活動の立上げから継続の支援、ボランティアの育成や需給調整、関係団体のネットワークづくり、生活にお困りの方への相談支援など、その役割は多岐に渡ります。
そんな社協についてわかりやすく伝えられるよう、入職2年目〜5年目の若手職員に社協として担当している仕事やそこに込める思いを聞きました。
〈城東区社協 松田麻美さんの話〉
【具体的な仕事内容を教えてください】
見守り相談室では主に3つの機能を担っています。1つ目が「地域の見守り活動への支援」、2つ目が「孤立世帯等への専門的対応」、3つ目が「認知症高齢者等の行方不明時の早期発見に向けた取組み」(見守りメールの配信や声かけ訓練など)です。地域内で制度の狭間の困りごとを抱えた方や必要な支援につながっていない方の相談対応(個別支援)と、困りごとを抱えた方に気づき、支えることのできる地域づくり(地域支援)の両方を担っています。

▲見守り相談室の役割について地域住民へ説明

【普段どのような思いで仕事をしていますか】
入職4年目に見守り相談室に異動となり、制度やサービスなど新しく覚えることも多く、不安もたくさんありました。担当になって2年経った今思うことは、どの部署であったとしても、社協らしさを発揮することができるということです。社協にはさまざまな部署がありますが、地域住民と一緒に誰もが安心して暮らせる地域づくりをすすめていく、その部署ならではの方法があると感じています。見守り相談室としては、個別支援のなかで見えてきた課題を地域住民と共有することで、地域でできることはなにかを考えていくことも社協の大事な役割と思っています。
今は多くの方々に社協や見守り相談室の役割を知ってもらえるよう意識しています。それが結果的にまだ支援につながっていない人とつながる近道だと考えています。
【どのような時にやりがいを感じますか】
コロナ禍でボランティア活動が休止してしまったとき、当時は地域支援担当としてボランティアの方々と一緒に頭を悩ませながら、広報誌に活動をまとめたり、オンラインを活用した活動の場を作ったりと少しずつできることをしていました。その時のことを担当が変わった今でも「あの時に松田さんがいてくれたからよかった」と声をかけていただけることがあり、仕事の活力になっています。関係機関の方とわくわくするようなアイデアを出し合っている時間や、一緒に活動している時間の積み重ねが関係構築につながると感じています。社協の仕事は正解が一つではないという難しさもありますが、だからこそ得られるやりがいがあると日々感じています。
〈生野区社協 西本恵歌さんの話〉
【具体的な仕事内容を教えてください】
生活支援体制整備事業の第1層生活支援コーディネーターを担当しています。「いくつになっても住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられるまち」=地域包括ケアシステムの構築に向けた体制を整備していく事業で、高齢者の生きがいづくりや、地域における支え合いの仕組みを、地域のさまざまな人や団体と一緒に考えて、地域づくりをコーディネートしています。
【普段どのような思いで仕事をしていますか】
入職から約2年間、地域包括支援センターで働いていた時、一人暮らしの高齢男性(Aさん)から「家で毎日テレビを見てるだけ。早くお迎えがきてほしい」という話を聞いたことがありました。Aさんが人とのつながりをもちながら、最期まで生きがいをもって暮らしていくためにはどうすればいいのか、介護保険制度では手の届かない部分や制度上の限界を感じることもありました。生活支援コーディネーターに異動しても頭の隅に浮かぶのはAさんであり、地域のなかには同じような課題を抱えている人がいるのではないか、それが地域の課題につながるのではないかと考えています。一人の課題を地域の課題と捉えて、その地域に必要なことを考え、地域住民や専門職と協働しながら形にしています。
【どのような時にやりがいを感じますか】
目の前の人が、人との関わりのなかで、居場所や役割をもっていきいきと元気になっていく姿を見た時です。昨年度開催した健康ダンス教室からダンスボランティアグループが立ち上がり、参加者から、「以前は閉じこもり高齢者でした。この活動を通して地域の方と友達になれて、今はボランティアとして人の役に立てることがとても嬉しい」と言っていただけた時はとても嬉しかったです。

▲健康ダンス教室の様子

〈浪速区社協 一ノ瀬みどりさんの話〉
【具体的な仕事内容を教えてください】
地域包括支援センターは、高齢者の総合相談窓口として介護や福祉に関する悩み、介護保険制度などについて、本人や家族から相談を受け、介護サービスや適切な制度につなげるなどの支援をしています。また、個人の相談に対応するだけでなく、地域内の専門職間のネットワーク構築、ケアマネジャー向けの研修会や講演会も企画・運営しています。

▲定期地域ケア会議の様子

【普段どのような思いで仕事をしていますか】
初めは何もわからず、先輩についていき、わからないことは質問し、教えてもらいながら業務を覚えていきました。先輩職員を参考にして、少しずつですが自分なりに考えながら支援することができています。人が相手の仕事である難しさもありますが、だからこそ一緒に課題を解決できたり、新しい取組みを考えることができる魅力があります。これからも多くの方と関わり、自分なりの支援の色をつくりあげていきたいと思っています。
【どのような時にやりがいを感じますか】
他部署の職員と実施している、介護予防と居場所づくりを目的とした講座を、今年度から担当することになりました。初めはどのように進めたらいいのか悩み、今後の方向性を考えるにあたって厳しい意見をいただくこともありました。一人でできることには限界があるため、一人で悩まずに他の職員に相談し、関係機関や地域住民と連携したことで、事業が円滑にすすみ、参加者からも「参加してよかった」「楽しかった」という声をいただくことができました。協働しながら進めることができた時にやりがいを感じています。
市社協では11月にHPをリニューアルし、新しく採用サイトを立ち上げました。サイト内では求人情報や採用情報のほかに、「声で知る社協のシゴト」というコーナーを設けています。新コーナーでは当HPで8月に掲載した「法人就職説明会で社協の役割・事業を紹介」の登壇職員紹介をはじめ、大阪市社協のやりがいや魅力をどんどん発信していきます。ぜひご覧ください。(新コーナーはこちら
※本記事は、広報誌「大阪の社会福祉」令和5年10月号掲載記事に基づき加筆修正しています。