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大阪警察病院にて認知症サポーター養成講座を実施!
大阪警察病院にて認知症サポーター養成講座を実施!
9月19日(木)大阪警察病院にて、病棟クラークへの「認知症サポーター養成講座」が行われました。開催に至った経緯は、病棟クラークの役割の1つとして入院患者さんの病棟案内がありますが、緊張されている患者さんやご家族への対応に戸惑いが生じていることでした。そこで対応する患者さん、ご家族が高齢になっていることもあり、「認知症について学びたい」という要望から開催となりました。
講座はアットホームな雰囲気の中行われ、地域の状況も知るために病院近隣地域の高齢化率も交えながら認知症の説明が進められました。
認知症によって自分がいる時間や場所等が分からなくなっているときに、人からそれを否定されたらどう感じるかを実際に体験するワークでは、受講者は「足元が崩れ落ちる感覚になりました」と認知症の人の感じる戸惑いや辛い気持ちを実感。キャラバン・メイトである岡本主任看護師(認知症看護認定看護師)は「患者さんの見えている景色、世界を理解することが重要」とポイントを伝えました。
終了後のインタビューでは、「他人ごとではなく、ひとりひとりと向き合い寄り添う事が大切だと思った」「支援する側の工夫で、色々なことができるようになるのではないか」等の感想が聞かれ、「病棟に入るファーストコンタクトである私たちが情報を病棟スタッフと共有したい」という思いも語られました。
岡本主任看護師が「知識は自分の自信にも患者やその家族の安心感にもつながる」と語られたように、病棟クラークの方々については今回の講座をもって今後さらなる活躍をしていただけることと思います。
(大阪市キャラバン・メイト事務局)