世代をつなぐ地域活動者に聞く

このコーナーは、地域活動の「新たな参加」「担い手育成」をテーマに各区地域の活動者にインタビューをしています。Web版では、スタッフのコメントや写真も豊富にお届けします。

大阪の社会福祉 第720号(平成27年5月発行)掲載

阿倍野区

竹田有希 (たけだゆき)さん (31)

住民主体の地域づくりに関心を持ち、自ら活動に飛び込んだ竹田有希さんにうかがいました。

私の地域活動履歴

[竹田有希さんの場合]

2011年

  • 阿倍野区愛♥博覧会の企画と当日運営のお手伝いをする
  • 阿倍野区地域福祉行動計画アクションプラン・きれいなまちづくりチームのお手伝いをするようになる

2013年

  • あべ若丸のメンバーになる

2014年

  • あべ若丸のメンバーとして、あべのカーニバル、あべのつながりフェスタ、小学生相撲大会、 アベテンバル、どっぷり昭和町、帝塚山まつり、子ども祭りなど、地域イベントのお手伝いをするようになる
  • あべ若丸副代表になる

地域活動の先輩方と若い世代をつないでいきたい!

―地域活動に関心を抱いたきっかけは?

大学を卒業後、空港の窓口で働いていましたが、以前から国際協力に関心があり、ブータンに一人旅に出かけました。現地では、経済的には貧しい中でもみんな「幸せだ」と言います。逆に「日本はどう?」と聞かれ、日本社会の問題に目を向けるきっかけになりました。実際、どんな社会にしたいかを考える中で、一人ひとりが声を出しやすい地域社会の大切さに気づき、住民主体の地域コミュニティづくりを研究するため、仕事を辞めて、大学院に入ることにしました。
自分自身も地域と関わりたかったので、民生委員をしている母のすすめで阿倍野区社協をたずね、アクションプランの活動を紹介してもらいました。

―参加してみてどうでしたか?

活動に入ってみると、若い人は少なかったけど「次もぜひ来て!」と歓迎してもらえたり、わが子のように接してくれたりと、うれしい体験がありました。
その後「あべ若丸」(阿倍野区を盛り上げる若手ボランティアグループ)に立ちあげ時から参加して、同年代の仲間もできました。

―活動で心がけていることは?

現在、地域活動を中心に担う方々と、地域への思いや強みを持つ「あべ若丸」のような、若い世代をつないでいきたいと思っています。そのために「あべ若丸」として、区内各地域の活動に参加したり、地域との交流会も企画しました。

―地域活動の魅力は?

多様な年代・価値観の人たちと出会えることですね。自分が地域活動で感じたうれしさを同世代にももっと伝えていきたいです。
若い世代の参加をすすめるには、若い人がおもしろい、参加してみたいと思えるような工夫が必要です。また、全面的な関わりばかりでなく、スポット的な関わりや、在勤・在学の人が入りやすいような仕掛けや配慮も大切ではないかと考えています。

取材を終えて

民生委員をしているお母さんの助言で地域活動のスタートラインに立ち、「若い力を地域とつないでいきたい」と語る竹田さん。実体験に基づく率直な思いを原動力にしながら、大学院での研究経験も活かして、工夫や試行錯誤を重ねてきたことを聞かせていただきました。居住地域に限ることなく地域活動に携わるという形に、参加の裾野を広げる可能性を感じました。

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