2021.01.29
【天王寺区】「ゆうあいカフェへようこそ!」~地域サロンボランティア連絡会で模擬喫茶を体験~
※本記事は大阪市社会福祉協議会ホームページの過去の掲載記事を転載しています。情報は記事掲載時点のものであること、また、リンク設定が一部無効となっている場合があることをご了承ください。
「ゆうあいカフェへようこそ!」の声とともにエプロン姿で地域サロンボランティアを出迎えたのは、天王寺区社協の職員です。天王寺区在宅サービスセンターゆうあいで開催された“ゆうあいカフェ”は、コロナ禍で活動休止が続いている地域サロンを、どうすればより安全安心に開催できるかを考えるきっかけとして、地域サロンボランティアに安全に配慮した模擬喫茶を体験してもらおうと区社協が企画したものです。
模擬喫茶では、地域サロンボランティアが利用者役、ボランティア役に分かれて、受け付けから注文、配膳、厨房、片付けを体験。使いまわしや共用をしないですむように使い捨ての食器を準備し、お菓子は個包装のものをあらかじめセットしておきました。注文は個別の注文票を使用し、片付け後の消毒は台拭きを使わずペーパータオルを使用しました。 会場のテーブルも、各地域の会館の実情にあわせて検討できるように、対面式、壁向き、スクール形式の3種類を配置し、隣り合う席、向かい合う席にはアクリル板の仕切りを設置。それぞれの地域で再開する際のイメージづくりに役立ててもらうため、各コーナーごとに考えられる感染防止対策を準備しました。 事前の研修では、冊子「コロナの中でもつながる方法」を使って勉強し、また体験当日も、感染しない・させないように喫茶をおこなうためのヒト・モノ・場所の3つのポイントをていねいに確認しました。コロナウイルスを必要以上に恐れずに、安全なサロン活動のあり方を考えてほしいとの思いからです。 いつもは忙しく動き回っておもてなしをする側のボランティアが、利用者役になって他の地域のボランティアと並んでお茶を飲む時間は、互いの地域の情報を交換する場にもなりました。 また今回の企画では、ドミノ・ピザの社会貢献活動により、無料でたくさんのピザが届きました。コロナ禍の影響で困難が続く中、地域福祉活動を応援する企業の心意気です。 区社協・地域支援担当の梶原有加さんは「再開に向けて感染が心配と言う声が聞かれるので、具体的にどんな方法だったら安心して再開できるかをイメージしやすいようにと模擬喫茶を体験していただきました。熱い想いを持ったボランティアさんたちをこれからも応援していきたいと思います」と話しました。 本記事は、「大阪の社会福祉」第788号(令和3年1月発行)の掲載記事をもとに作成しています。 (担当:地域福祉課) |