2021.06.01

【住之江区】身近な地域でワクチン接種をサポート!


※本記事は大阪市社会福祉協議会ホームページの過去の掲載記事を転載しています。情報は記事掲載時点のものであること、また、リンク設定が一部無効となっている場合があることをご了承ください。

新型コロナウイルスワクチン接種が始まりました。報道、行政からの情報、口コミなどでさまざまな情報が飛び交う中、「私はいつどうやって申し込めばいいの?」「身近に相談できる家族がいなくて・・・」「電話がつながらない・・・ネットでの申込みは難しい・・・」など、高齢者の方々を中心として不安や混乱を覚える人が多数いることと思われます。

このような中、地域発の思いと区社協の後方支援が合わさり、身近なところで高齢者の申込みをサポートする動きも展開されています。


住之江区では、区内3地域(5月28日時点)で、地域会館を拠点として、「見守りあったかネットコーディネーター」(※地域単位で配置され平日会館に常駐)や地域のボランティアらによるワクチン接種の予約サポートを実施。区社協、区役所等も協力しながら、申込みの相談を受けて、かかりつけ医への相談をすすめたり、タブレット端末を活用して申込みを代行するなど、地域ごとの工夫を凝らした支援策を実施しています。

▲住之江区太陽の町地域での申込み支援の様子。事前に希望者の情報をお預かりして、タブレットで申請を代行します

▲地域で定期発行するおたよりで、ワクチン接種予約のお手伝いを周知(画像下部)

地域によっては、高齢者の状況を気にかけて、町会・班単位できめ細やかな声かけをおこなったところもありました。

これらの取組みは、5月28日に開催された「あったかネットコーディネーター」の連絡会(オンライン開催)で報告され、区内14地域で共有。互いに刺激を受け合い、今後もさらなる広がりが期待されます。

▲各拠点からZoomに入り、ワクチン接種への支援、コロナ禍での活動展開など、タイムリーな情報を共有しました(画像は加工しています)


こうした取組みの背景には、住之江区社協で昨年度、タブレット端末(iPad)を購入し、各地域に貸与し、活用をすすめてきた経過がありました。これは「外出自粛高齢者・障がい者等見守り支援事業」の一環として、区社協・地域間の連絡体制の強化、地域におけるICT活用をねらいとして取り組まれてきたもので、市社協の広報誌やホームページ等でもお伝えしてきました。

日頃接する高齢者の不安や困りごとに対する「ほっとけない」「今できることを」という気持ち。そして、これまで整備してきたタブレットの「使い時だ」「活用の幅がもっと広がるかも」という思いが重なり、取組みが加速しています。


*大阪市内でのワクチン接種に関する情報は、大阪市ホームページ 新型コロナウイルス感染症のワクチン接種についてをご覧ください。

(担当:地域福祉課)