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2021.01.29

「毛馬コーポゆうゆうクラブ」 全国の頂点に輝く ―厚生労働省「健康寿命をのばそう!アワード」―

毛馬コーポゆうゆうクラブのメンバーと活動を支える専門職の皆さん

厚生労働省が推進する「スマートライフプロジェクト」の一環として開催された「第9回健康寿命をのばそう!アワード〈介護予防・高齢者生活支援分野〉」で、都島区淀川地域のマンション内のグループ「毛馬コーポゆうゆうクラブ」が、全国一位の栄誉に輝きました。

エントリーにあたっては、各区社協の生活支援コーディネーターから寄せられた事例を、大阪市が推薦。全国各地から集まった事例が、企業部門、団体部門、自治体部門ごとに審査され、計17件が受賞しました。団体部門の老健局長優良賞として、男性による共同菜園「鶴見区シニアボランティア アグリ」も名を連ね、大阪市内の生活支援体制整備事業で支援する2団体が受賞するという快挙となりました。

表彰式は、11月30日にオンライン上で開催され、講評では「毛馬コーポゆうゆうクラブは、都市部の大規模マンション。どこからの補助金もなく、住民が動き出し、コーラスサークル、在宅医療勉強会、有償ボランティア活動など、非常にきめ細かく、分厚く重層的な活動を展開している。これから進むべき、生活支援・介護予防の到達点の姿を示してくれた」と惜しみない賛辞が贈られました。

毛馬コーポゆうゆうクラブでは、コロナ禍でのZoomを使ったつながりづくりにもチャレンジしており、12月11日に開催された大阪市地域包括ケアシステム推進研修会でも事例報告されています。都島区社協・生活支援コーディネーターの佐々木さやかさんは、「地域の方が自ら課題を見つけ、その解決のために動く。そんなすばらしい活動が評価されたことが心から嬉しい。医師、看護師、ケアマネジャーらの専門職が関わりながら、“住民主体”を大切にしています。これからも住民の方が自ら答えを出せるような支援をしていきたい」と話します。

都島区、鶴見区の両取組みの概要( スライド資料)は大阪市ホームページにも掲載されています。

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本記事は、「大阪の社会福祉」第788号(令和3年1月発行)の掲載記事をもとに作成しています。
(担当:地域福祉課)