ひとり親家庭の生活の一助に |
港区社協は9月30日、港区民センターで「ひとり親家庭応援プロジェクト!お米券のお渡し」と称し、共同募金(テーマ型募金)を活用した取組みを実施しました。 |
区内在住のひとり親家庭医療証を持つひとり親家庭を対象として、午前10時から午後5時まで実施し、スーパーや米屋などで使うことができるお米券や、協力企業から提供いただいた食料品、日用品などを配布しました。お米券を配布するだけではなく相談支援などにつながりを持って欲しいという思いで、ひとり親家庭に関する相談ブースやこどもが遊べるブース、カフェブースを設置しました。
▲参加された方にお米券をお渡し |
たくさんの企業や団体と協力 |
この取組みは、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、失業や休業などで減収した世帯を対象とした生活福祉資金貸付制度の相談対応がきっかけでした。特にひとり親家庭の方が生活に困っている現状を目の当たりにしたことから、さらなる支援の必要性を認識し、少しでも暮らしを支えることができればと考え、昨年度初めて実施に至りました。 |
今年度は、区役所のひとり親家庭サポーターや関係機関・団体の連携をより一層進めるために協力企業や団体、関係機関との打合せの場を設け、取組みの目的を共有し、昨年度以上にできることはないかと意見交換をしました。そこで「父子家庭の方が参加しづらいのでは」「親子で楽しむ時間にもなれば」等の声があがり、遊びブースの設置につながりました。 |
当日は主任児童委員が参加者とコミュニケーションをとりながら物品を渡し、相談ブースではひとり親家庭サポーター・大阪マザーズハローワーク・港区母と子の共励会などの団体が参加された方々の日頃の悩みや就労についての相談などを伺いました。また、港区食生活改善推進員協議会(桜栄会)が飲み物を提供し、こどもたちがわなげやバルーンアートで遊ぶスペースの隣にカフェブースを設け、保護者が一息つける時間にもなりました。
▲主任児童委員のバルーンアートやわなげを楽しむこどもたち |
より多くの方と支援団体がつながるように |
今回は、99世帯が参加され、親子で参加される方も多くみられました。参加者からは、「食品や日用品だけでなく、化粧品まであってすごく助かりました」「いままで知らなかった支援団体も知ることができてよかったです」「たくさんの物をいただくことができて、また、こどもも遊んでもらえて楽しそうでした」などの声がありました。 |
区社協の真鍋楓子地域支援担当主事は、「今年は土曜日開催だったので多くの方が参加されました。昨年のふりかえりで意見のあった父子家庭の方も何名かの参加があり、今年度追加された遊びブースについても親子がわなげやバルーンアートで遊び、笑顔で帰られる姿を見ることができてよかったです。今回、ゆとりをもって相談ブースに案内できなかったこともあり、今後は、スムーズな流れで安心して相談してもらえるような工夫が必要だと思いました。次回開催に向けて、多くの団体や企業に参画、協力してもらい、より一層広く周知したいと思います。区社協としても関係機関とのつながりを持てる良い機会になりました」と話しました。
▲メッセージカードで感謝の言葉を伝える
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