2023.09.14
「ICTでもつながりづくりプロジェクト」報告会を開催
大阪市社協では、令和3~4年度の2年間、地域福祉活動や社協事業でのICT活用に向けて「ICTでもつながりづくりプロジェクト」を実施しました。年度単位で、区社協職員によるプロジェクトチームを結成し、職員向けの学習会や、手引き・動画作成などに取り組んできました。本記事では、その成果の一部を紹介します。 |
コロナ禍のピンチをチャンスに |
令和2年以降、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、対面でのコミュニケーションが制限され、社会全体でICTツールの活用が急速に広がりました。社協事業や地域福祉活動も、対面での集まりの中止が相次いだ一方で、オンライン会議や各種SNSが積極的に取り入られるようになりました。
直接会うことで、人と人とがつながる・ふれあうことの大切さは決して変わるものではありませんが、コロナ禍でより身近になったICTツールをうまく取り入れることは、新たな出会いや参加、特技や関心を活かした活動の創出、話し合いの継続など、つながりの幅を広げられる可能性があります。 |
まずは社協職員が習得、そして地域のつながりに |
プロジェクト1年目の令和3年度は、まずは社協職員が苦手意識を克服し、自分たちで取り入れることから始めようと、職員向けに「ICT活用マニュアル」を作成しました。
2年目は(令和4年度)は、ICTツールを実際のつながりづくりに活かせるよう、「地域福祉活動におけるICT活用ポイント集」を作成。展開のイメージをステップとしてまとめ、それらを具体化した事例も掲載しています。この資料は、地域福祉活動に関わる方々に活用していただけるよう、大阪市社協のHPで一般公開しています。 |
市社協では、プロジェクトの成果を共有するため、令和5年6月30日に区社協職員向けの報告会を開催し、会場・オンライン計95人が参加しました。
本プロジェクトは2年間で完結となりますが、今後も市・区社協では、対面でのつながりを基本としながら、ICT「でも」つながる取組みを推進していきます。 |
※本記事は、広報誌「大阪の社会福祉」令和5年8月号掲載記事に基づき加筆修正しています |
担当:地域福祉課