2026.05.13

<住吉区>見守り活動は私とあなたの安心づくり

これからの見守り活動を考える
 住吉区社協は3月16日、住吉区民センター小ホールで、「令和7年度 地域における見守り活動学習会」を開催しました。この学習会は、見守り相談室が地域の見守り活動の拠点である地域支援事務所の常駐支援相談員や地域支援員と地域社会福祉協議会、地域活動協議会役員、民生委員・児童委員、また、要援護者を地域でともに見守っておられるケアマネジャー、障がい支援の計画相談員などとこれからの見守り活動を考え、より良い協働を展開していくきっかけづくりとなるよう企画したものです。

 

お互いがお互いを見守り合う
 はじめに区社協見守り相談室の矢野麻衣子管理者から見守り相談室の主な3つの機能や具体的な取組みについて報告しました。
 次に、「人と人のつながりが生み出す地域の力-予防的支援としてのみまもりの可能性-」をテーマに、大阪公立大学都市科学・防災研究センター/大学院現代システム科学研究科教授の野村恭代さんが講演し、社会的つながりと健康寿命、地域共生社会の構築に向けたつながりと居場所の創出、いつまでも誰もが安心して暮らし続けるために一人ひとりに求められる役割などについて改めて考える機会となりました。
 野村さんは、「『孤独』や『社会的孤立』が高齢者の健康と寿命に悪影響を与える可能性があることは、さまざまな研究により立証されています。予防として、地域で生活するうえで社会的つながりや絆が大切であるため、家族や学校、職場以外の平時からのつながりや住民主体の支え合いの仕組みづくりが必要となります。また、専門職は地域住民とつながり、住民の気づきを大切にして、地域へアプローチする必要があります」と話しました。

▲講師の野村さん

 講演後、野村さんがコーディネーターを務め、パネルディスカッションをおこないました。清水丘地域常駐地域支援相談員の坂本喜久美さんや住吉地域活動協議会会長の上村政樹さん、住吉区民生委員児童委員協議会会長の小嶋憲子さん、住吉区居宅介護支援事業者部会代表の山野理加さん、住吉区障がい者基幹相談支援センター管理者の吉田卓哉さん、住吉区役所福祉課係長の松村由香里さんの計6人が登壇し、取組みを共有しました。
実践を共有して、これからの活動に活かす
 パネルディスカッションでの活動報告では、「見守るだけではなく、寄り添うことを大切にしています」「それぞれの町会で見守り活動をしていますが、自治会に加入していない方へどのように対応していくか模索しています」「家で一人で寂しいと相談があり、百歳体操の活動を紹介して、参加につながりました」「専門職はずっとその地域にいないため、地域で暮らしているから知っていることがありますので、地域の方々からの情報がすごく必要であり、大切です」「負担のないようゆるやかに見守り活動をしており、信頼関係を築けるように意識しています」などの意見がありました。

▲パネルディスカッションで実践を共有

 

地域と専門職で語り合う場を
 最後に、区社協の松尾浩樹事務局長から、「新たな担い手を増やすことは簡単ではありませんが、見守り活動をしていただいている方々の存在は貴重です。これからも、地域のみなさんと専門職が手を取り合いながら、一歩ずつ見守り活動が進んでいけばと思います。そして、変化する時代の中で、今後の展開を模索しつつ、見守り活動の可能性を探っていきたいと考えています」と参加者へメッセージを送りました。

パネルディスカッションで登壇した方々(前列左から小嶋さん、野村さん、上村さん。後列左から3番目:松村さん、山野さん、吉田さん)と区社協職員(後列左から松尾事務局長と矢野管理者、後列一番右の井西地域支援担当係長)

 お問い合せ:大阪市住吉区社会福祉協議会