2026.01.23
つながり続ける港区をめざして -第3期地域福祉活動計画 中間報告会 MSK ちいき自慢-
| 港区内全11地域では、それぞれ独自に地域福祉活動計画を作成しており、令和5~8年度は「第3期地域福祉活動計画」(以下、第3期計画)を推進しています。この計画は、地域住民や区社協、関係機関、企業などが力を合わせて「地域福祉」を推進するための、具体的な活動と行動を示した計画です。 |
| これまで港区では、各地域がそれぞれの特色を活かした第1期(平成26~30年度)、第2期(令和元~4年度)の計画を策定してきました。特に第2期の期間中は、コロナ禍によって人との交流や地域活動が制限され、「孤独」や「不安」「経済的困窮」など、世代を問わず孤立の問題が顕在化しました。 |
| このような状況を経て、第3期計画では改めて「つながり続けることの大切さ」が見直され、南海トラフ地震などの災害リスクを見据え、福祉と防災を一体で考える必要性も高まり、「誰もが孤立することなくつながり、声をかけあい、助けあえるまちづくり」「安心して住み続けられる港区」をめざし、多様な住民組織や団体との協働が進められています。 |
| ※MSK・・・M港区 S社会福祉 K協議会
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| 地域の魅力を発信する中間報告会を開催 |
| 令和7年度は第3期計画の3年目にあたる中間年であることから、10月25日午後2時~4時、港区民センターで「港区第3期地域福祉活動計画 中間報告会 MSK ちいき自慢」を開催し、200人近くのたくさんの方の参加がありました。この報告会では、各地域の代表者が登壇し、防災、こども食堂、福祉教育、ふれあい喫茶など、地域ならではの「自慢の活動」「一押し活動」を紹介し、地域住民に広く周知することで、港区に関わるすべての人が「住み続けてよかった」と感じられるまちづくりにつなげることを目的として、開催しました。 |
![]() ▲区社協会長の上田哲夫さんから開会のあいさつ
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| 計画づくりの意義と暮らしへの身近さを実感 |
| 講演会の第1部では、計画策定のアドバイザーとしても関わりの深い、大阪成蹊短期大学准教授の鈴木大介先生から「地域福祉活動計画について-この2年間で見えてきたこと-」と題し、講演がありました。 |
| 鈴木先生からは、「計画は堅苦しいものではなく、日々の生活にある身近なものです。日々の『なんとかしたいな』といった課題意識から、みんなで考える機会やみなさんのアイデアを実現させるきっかけになります。みなさんが日々おこなっている活動の意義や価値を見える化することもできます。さらには、計画を策定することによって、みなさんの実践やそのための工夫、背景にある思いについても史料として伝え残すことができます」と計画を作成する価値や意義について伝えました。 |
![]() ▲鈴木大介准教授(写真左)と山口照美港区長(写真右) |
| 多世代に広がる地域活動と交流の工夫 |
| 第2部の「ちいき自慢」では、区内11地域の代表者が登壇し、それぞれ5分間の持ち時間で地域の特色ある活動について発表をおこないました。会場では、質問や見学希望がある来場者に向けて「マッチングシート」を活用した交流の仕組みが設けられ、新たなつながりづくりを促す工夫が見られました。客席には、各地域で活動をともにする方々や活動を応援する方々が集まり、発表に対して熱い声援が飛び交い、明るく活気のある雰囲気の中で進行しました。各地域の発表には大きな拍手が送られ、活動への称賛が寄せられました。 |
| 発表された取組みは、こどもから、(プレ)パパママ、ひとり親、高齢者など、幅広い世代を対象としたもので、地域の独自性や創意工夫が反映された内容となっていました。発表された代表者からは、「みんなで役立つ活動や情報をもちよれる環境をつくりたい」「日常の出来事や情報を分かち合いながら、細やかな気配りを大切にし、地域に根差した誰もが集いやすい場を築いていきたい」「世代を越えて支え合うことで、さらに地域の輪を広げていきたい」など、今後の展望も語られました。 |
| ▼各地域からの活動タイトルについて (1)波除地域 「相談窓口一覧の作成について」 (2)弁天地域 「弁天BOUSAIプロジェクトについて」 (3)磯路地域 「ひとり親支援グッドBOXについて~そこに愛はあるんか~」 (4)南市岡地域 「地域活動の担い手の参画について」 (5)市岡地域 「こどもの居場所について「みんさとみなと子ども食堂」を通じて」 (6)田中地域 「喫茶れもんの特色について」 (7)三先地域 「ラジオ体操からの地域と施設のつながりについて」 (8)池島地域 「ふれあい喫茶「げんき」の取組みについて」 (9)八幡屋値域 「八幡屋カレー食堂の取組みについて」 (10)港晴地域 「港晴じゃんじゃん倶楽部について」 (11)築港地域 「花の海遊ロード美化活動について」 |
![]() ▲各地域の代表者から、地域の「自慢の活動」「一押し活動」を紹介 |
![]() ▲客席からは、発表へ「がんばれ!」とエールを送り、勇気づけました
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| 地域の輪を広げる視点と、次期計画への展望 |
| 報告会の最後には、鈴木先生から講評があり、「新しい担い手は若手に限らず、地域の施設職員や利用者、保育園・幼稚園、スーパーやコンビニなど、これまでつながる機会の少なかった人々とも交流を広げることが重要です」と述べました。 |
| 区社協の久保祐一郎地域支援担当係長は、「今回の『ちいき自慢』は、日々の地域活動について、楽しさのエッセンスも交えながら地域のみなさまと企画しました。それぞれの発表を聞いていただき、少しでも“地域活動っていいな”、“私でも参加できるかも”と思っていただけるとうれしいです。また、この地域福祉活動計画があることで、社協と地域のみなさまが同じ思いや視点を共有しながら歩んでいくための、共通の道しるべとなっています。令和9年度からは「第4期地域福祉活動計画」として、新たな計画の策定を予定しています。今回ご講演いただいた鈴木大介准教授にもご助言をいただきながら、熱い思いを持つ地域住民のみなさまや関係団体とともに、作成していきたいです」と話しました。 |
![]() ▲港区地域福祉活動計画冊子(第1期~3期) |

つながる、一歩踏み出す。



