2025.02.02

地域福祉シンポジウム(2月21日開催)登壇者・報告事例紹介

大阪市社協では、地域福祉活動の推進と発信を目的として、市内の実践に焦点を当てた「地域福祉シンポジウム」を年1回開催しています。今年度は「地域福祉活動の担い手を広げる」をテーマに、令和7年2月21日(金)に開催します(詳細はこちらから)。

本記事では登壇者や報告事例について紹介します。大阪市内で地域福祉活動に関わる住民・関係者・専門職の皆様はもちろん、市内外を問わず関心のある方々のご参加をお待ちしております。

●講師

摂南大学 講師 上野山裕士さん

「地域と学生の協働的実践」「地域福祉」「福祉教育」などのテーマで研究されています。大阪市社協としては今回初めて講師依頼し、ご登壇いただきます。当日は、地域福祉活動の担い手を広げるポイントに関する講義と、実践報告のコーディネートをいただきます。

●実践報告1:三世代が交流・活動するふれあい喫茶

・西成区弘治地域社会福祉協議会会長 元山雅晴さん

・西成区弘治地域ふれあい喫茶委員会委員長 藤井五十鈴さん

・西成区社会福祉協議会 地域支援担当主事 橋口風伍

西成区弘治地域では、もと弘治小学校の体育館を会場に、月1回土曜日にふれあい喫茶を実施しています。「3世代交流」を掲げ、参加者・活動者ともに、こどもから高齢者までが参画しやすい活動を工夫しており、メニューごとのブース制を導入し、担い手の活躍につなげています。地域活動に関わってほしい人を誘い込み、その人と一緒に何ができるか考え、各活動者のつながりを活かして積極的な声かけをしています。新たな活動者が継続して参加しやすいよう、何よりもまずは活動者が楽しめる場となるよう、自由に発想を取り入れながら活動をしています。

※西成区弘治地域のふれあい喫茶の取組みは、広報誌「大阪の社会福祉」(令和6年1月号)や、「ふくしる大阪」にも掲載しています。記事はこちらからご覧ください。

●学生がボランティア活動で地域とつながる

・株式会社御用聞き 大阪市エリア担当 小野聖一さん

・学生ボランティア(大学2回生) 廣岡翼さん

御用聞きは「会話で世の中を豊かにする」ことをめざし、生活者の地域でのちょっとした困りごと(=御用)を引き受ける活動をしており、メディアでも多数取りあげられています。高校生、大学生、社会人など多数の若い人たちがこの仕組みのもとで活動しており、個人宅での片付けなどの活動のほか、地域や福祉施設でのイベントのお手伝いや交流の取組み、大学生によるスマホ相談会などの活動を展開しています。当日は、大阪市エリアでこの取組みを推進する小野さんと、現役大学生として活動する廣岡さんからご報告いただきます。

※「御用聞き」の取組みはこちらからご覧いただけます。また、高校生・専門学校生・大学生・社会人等のボランティア募集ページはこちらから。

また、当日は大阪市社協職員(地域福祉課係長 多田遥香)とボランティアによる、能登半島への被災地支援活動についても報告を予定しています。

シンポジウムの参加は、2月10日(月)→18日(火)までにこちらからお申し込みください。