2023.07.03

港区内11地域で「第3期」活動計画を策定

港区では、区内全11地域で区社協による支援のもと、令和5年度から4年間の第3期・地域福祉活動計画が策定されました。

「地域福祉活動計画」とは、地域住民・関係団体がつくる、みんなで力を合わせて地域福祉を推進するための具体的な活動及び行動の計画です。港区では、全11地域それぞれが独自性のある第1期計画(平成26~30年度)を策定し、第2期計画(令和元年~4年度)を策定してきました。この間、各地域ではコロナ禍で従来どおりの取組みが困難になった一方、さまざまな知恵と工夫で「つながり続ける」ことの重要性が再確認されました。また、集まりづらい状況のなか、配食やポスティングなど見守り活動の新たな可能性も広がりました。こうした変化もふまえ、令和4年度、港区社協では、第2期計画のふりかえりと第3期計画(令和5~8年度)に向けた話し合いの場として、各地域2回程度のワークショップの開催を支援してきました。

▲区社協職員による説明

模造紙と付箋で活動全体を可視化
第1回のワークショップでは、まず区社協職員が計画の背景・趣旨とワークの手順を説明。グループごとに模造紙を広げ、第2期計画に掲げた内容を付箋に書き出し「現在おこなわれている活動」や、計画していたが「現在おこなわれていない活動」や、この期間に「新しく始まった活動」などを整理。「よかった点」などを併せて共有することで、日頃何気なく取り組んでいた活動の意義や目的について、改めてふりかえる機会となりました。続く第2回ではコロナ禍で見えてきた世代を問わない孤立や、災害時にも関連する日頃の見守り活動の強化の視点を加え、「現在おこなわれていない活動」をどうするか、新たに「今後取り組みたい活動」は何かを話し合い、第3期計画で特に力を入れたい取組みに花丸を付けました。この流れを基本として、地域ごとに「自分たちの計画」が仕上がるよう、区社協では地域の主体性を尊重しながら細やかな調整や打合せを重ねてきました。

▲グループ単位で模造紙を囲んで話し合い

柔軟な考えで「つながり続ける」
当時、新型コロナウイルス感染症の影響で地域行事の中止が相次ぐなかでも、対策を講じて、多くの地域で話し合いは継続されました。「コロナ禍で閉じこもりがちになってしまい会館に歩いて来られなくなった人が気になっていて…」「スマホ講座とかやったら男性も集まるんちゃう?」住民同士が集まり、一人ひとりが気づきや思い、アイデアを言葉にして、みんなで形にしていく過程そのものが、その先の活動の力になります。

 

つながることを諦めない
第2期計画から4年が経ち、地域や社会では「つながり」を保ち、お互いに支え合うために様々な試行錯誤と工夫が積み上げられてきました。この第3期計画ではそのような経験、経験によって得られた知見・工夫が随所に盛り込まれています。
この計画には大きく3点の特徴があります。
1 これまでの計画と実践をベースにしている
2 第2期計画の内容とコロナ禍を挟んだ現在の状況を丁寧にすり合わせながら作成した
3 計画の進捗状況のふりかえりシートで確認できること
この3点以外にも計画に愛着が持てたり、見やすくしたり、この計画が冊子として保管されるのではなく、活動の一指標として「活用される」こと、「共有される」ことを期待して施された工夫といえます。つながることを諦めなかった人たちが描き、各地域が抱き続けた「つながりとしあわせづくりを諦めない姿」を共有し、策定に関わった住民自身が活用の方法を模索するきっかけになればという思いが込められています。

▲各グループからの発表

令和5年度から始まった第3期計画は4年間の目標を定めたものとなります。区社協では、生活支援体制整備事業の「協議体」にも関連付けながら、地域のさまざまな団体や企業とともに、計画の推進を支援していきます。

▲ワークショップで用いた模造紙の枠組み

▲地域単位のページ。まずは第2期計画のふりかえりから

▲第3期計画のプロジェクトも地域によりさまざま

▲ワークショップでの意見をまとめたプロセスシート

本記事は広報誌「大阪の社会福祉」令和4年11月号掲載記事に基づき加筆修正しています。
お問合せ:大阪市港区社会福祉協議会

(担当:地域福祉課)