2020.06.12

【市社協・区社協】外出自粛の中でもつながる安心感を


※本記事は大阪市社会福祉協議会ホームページの過去の掲載記事を転載しています。情報は記事掲載時点のものであること、また、リンク設定が一部無効となっている場合があることをご了承ください。

■ お弁当でつながりを実感
この間、外出やイベント開催の自粛が要請されるなど、地域住民のふれあいやつながりの機会が失われることが懸念される状況が続いた。

このような中で、高齢者や障がい者等が、孤立状態に陥ったり、不安を抱えたまま暮らすことがないよう、地域の方々とともに、見守りや安否確認等を強化する取組みとして、大阪市社協・区社協では「外出自粛高齢者・障がい者等見守り支援事業」を実施している。

その一つとして、地域でボランティアとして活動する方々の協力のもと、食事サービスに登録されている方等を対象として、安否確認を兼ねた食事を配達。各区社協を通して、地域ごとに希望者を募り、給食事業者による個別配達や、会館からのボランティアの方による配達など、5月下旬から6月にかけて、1万食近いお弁当が届けられた。

▲地域のボランティアの方からお弁当を配達(北区豊崎地域)

 

▲啓発チラシとともにお弁当が届けられた(中央区南大江地域)

お弁当を届けた地域のボランティアの方からは「久しぶりに会って近況を聞くことができてよかった」「会わない間に少し物忘れがすすんだように見受けられたので、気にかけていきたい」との声も。また、散歩がてら会館にお弁当を取りに来る形態をとった地域もあり、密を避けるため、会館の前で手渡し「元気な顔が見れてよかった」と会話も弾んでいた。お弁当をきっかけに改めて地域でのつながりが実感できる機会になった。

▲笑顔が自然とこぼれる(此花区酉島地域)


区独自の工夫や民生委員の協力も
配食と並行して、介護予防の取組みや地域のサロンなどの活動が休止していることに伴って、閉じこもりがちになっている高齢者等を対象に、地域の方々の協力により、相談窓口の情報を掲載したチラシと啓発物品(タオル)を配付。

▲地域福祉コーディネーターによる ポスティング(都島区大東地域)


 
自宅ポストへ投函したり、連絡先を把握している対象者には電話による安否確認などをおこなうことで、困りごとがあるときに連絡が可能となるように取組みをすすめている。

各区では、健康維持のために体操の記事を取り入れた独自のチラシとあわせて配ったり、何か困ったときに相談できる身近な相談窓口として地域福祉コーディネーターや区社協の連絡先を大きく掲載するなどの工夫も。

啓発物品の袋詰め作業等は、西区にあるNPO法人カフェミロー(就労継続支援B型事業所)が協力。スタッフは「通所されている方が密にならないよう交代で作業をしました。企業等の営業自粛で仕事も減少していた中、少しでも役に立ちたいという思いで取り組みました」と話す。

▲一枚ずつ丁寧に作業(NPO法人カフェミロー)


 
また、各区の民生委員児童委員協議会の協力を得て、民生委員が電話等で、5月の連休中に2万件以上の安否確認をおこなうなど見守り活動を実施。「いつ終わるかわからないのが心配」といった不安の声もある一方で「電話で話せたので少し安心できた」との声も届けられた。

これからも“誰かとつながっている”と感じることができるように、つながりが途絶えることがないよう、地域とともに取り組んでいく。


*この記事は、広報誌「大阪の社会福祉」781号(令和2年6月発行)掲載内容に基づき作成しています。そのほか、誌面では載せきれなかった写真を紹介します。

▲北区

▲此花区

▲都島区


今後も取組みを継続予定です。引き続き、各区・地域での様子や、住民の皆さんの声をお届けします。