2020.07.22

感染対策に気をつけながら活動再開へ


※本記事は大阪市社会福祉協議会ホームページの過去の掲載記事を転載しています。情報は記事掲載時点のものであること、また、リンク設定が一部無効となっている場合があることをご了承ください。

新型コロナウイルス感染症により、地域福祉活動の中止が続いていましたが、緊急事態宣言が解除され、活動の再開に向けた具体的な動きも徐々に見られるようになってきました。


■ふれあい喫茶を再開(西成区 飛田地域)
西成区の飛田地域では、この間中止状態になっていたふれあい喫茶を6月11日に開催しました。雨模様ではありましたが、待ちわびた開催ということもあり、明るく賑やかな空間となりました。

ボランティアの方々による感染対策として、会館に入る前には体温測定とアルコール消毒。座席は対面を避け、お客さんが入れ替わる際には、テーブルと机を消毒するなどの対策を取ったことで、安心して過ごすことができる時間となりました。

当日、活動場面に出向いた西成区社協・地域支援担当の由浅悠さんは「4月に入職し、今回初めて地域のふれあい喫茶に伺うことができました。コロナの影響で止まっていた喫茶の再開を待ち望んでいたことを、来場される地域住民の方、運営されるボランティアの方の笑顔から感じることができました。現在、地域での活動も少しずつ動き出しているので、実際に足を運び、活動者の様子に目を向けながら、今だからこそできる地域支援を考えて行きたいと思います」と話します。

▲対面を避けて机・座席を配置  会館に入る前には検温と消毒(西成区)


■ 大阪市ホームページでガイドライン公表(大阪市)
大阪市では、新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言が解除されたことを踏まえ、地域団体の方々が活動を再開していくにあたって必要となる対策や実施判断の参考となるよう、「地域活動の再開検討ガイドライン」(大阪市HP掲載)が策定・公開されました。

このガイドラインは区長会議において策定されたものであり、「各区長が、各区の実情に応じて基本的な考え方や参考指針等をカスタマイズして活用するための標準版」であり、すでに公表されている区もあります。


■ ボランティア活動再開のためのチェックリストを作成(福島区)

上記ガイドラインは、地域団体による活動を中心にまとめられていますが、各区社協のボランティア・市民活動センターの取組みについても、感染対策に気をつけながら活動再開をするための手立てを検討しています。

福島区ボランティア・市民活動センター(福島区社協)では、独自の「あんしんチェックリスト」を作成した。「ボランティア活動者用」と「ボランティア受け入れ用」の2パターンがあり、「活動前」「活動中」「活動後」とそれぞれがあてはめて考えやすいようなチェック項目(計13項目)が用意されています。

▲分かりやすく項目分けされたチェックリスト(福島区)

作成に携わった福島区社協・地域支援担当の大浦瑞来さんは「緊急事態宣言が解除され、ボランティア活動者の方から『活動を再開したいが不安』『今後の活動をどのように考えていけばいいか』というご相談を受けました。ボランティア活動においても『新しい生活様式』に基づいて、活動方法を検討していく必要があります。そういった状況の中、活動をおこなうにあたって、ボランティア活動する方・活動を受け入れる方、双方が安心できるよう気をつけていただきたい点をまとめたチェックリストを作成しました。区内でも少しずつ動き出しています。こういったツールもうまく使いながら、コロナ禍での活動をサポートしていきたいと思います」と話します。


今後も新型コロナウイルス感染症の影響下での取組みについて、情報収集、発信していきます。

(地域福祉課)