2025.12.12
孤独・孤立の課題を踏まえ、笑いあって、元気になる場 ~ 勝三第1住宅での取組み ~
| 天王寺区聖和地域の大阪市営勝三第1住宅では、ボランティアグループの「勝三第1住宅ふれあい活動」が居住者を対象として、毎週金曜日(第3週のみ土曜日)に百歳体操、第2土曜日に「にこにこ食堂」、毎月第4火曜日にふれあい喫茶、毎週月曜日~土曜日にラジオ体操、毎月第3土曜日に娯楽の日などのさまざまな活動を実施しています。 |
| そのなかでも今回は、令和7年6月14日に実施されたにこにこ食堂での活動者や参加者のみなさんへインタビューした内容等を紹介します。 |
| 住宅での課題を感じ、何かできないか |
| にこにこ食堂は、午前11時30分から午後2時まで活動しており、取材当日は20人近くの方が参加していました。提供されている食事は、活動者の方々の手作りで、当日は、代表の植村妙子さんのおふくろの味である信田煮をメインとしたお弁当でした。また、食後にはコーヒーやお菓子の提供もあり、参加した方々で交流できる機会となりました。 |
| この取組みのきっかけは、代表の植村さんや自治会長の前川文和さんによると、勝三第1住宅において、住宅住民同士のつながりが少なく、孤独・孤立している高齢者が多いと感じており、交流を通してつながりをつくる機会が必要ではないかと思ったことでした。孤独・孤立の予防や住宅内で住民同士が見守り合える関係をつくることができる活動を立ちあげるにあたって、天王寺区社協の職員へ相談し、活動内容や必要物品、スケジュールなどを何度も話し合い、令和6年9月から活動がスタートしています。 |
| 参加された方々は、予約なしで300円を払って、隣同士などで和気あいあいと会話し、ゆっくりと過ごしていました。 |
| 参加者からは、「家にいると一人やけど、ここに参加すると元気をもらえます」「にこにこ食堂以外でも何かしら参加できる取組みがあって、楽しみです」「はじめは知らない人同士でしたが、今では冗談を言い合える関係になりました」などの感想がありました。 |
![]() ▲ちょっと見かけたことがある関係から冗談を言い合える間柄へ発展 |
![]() ▲誕生月の方へお花をプレゼントし、みなさんでお祝いしました |
| “笑いを大切に” |
| 代表の植村さんは、「活動で大切にしていることは笑いです。気軽に参加できて、住宅内での孤独・孤立を防ぎ、みんなが笑いあって元気になる場をめざしています。区社協やヘルパーの方などの協力もあり、楽しく活動しています。活動中は、参加した方へ話しかけ、会話のなかで生活状況や健康状態などもお聞きしています。今後としては、まだ参加されていない方もお越しいただけるよう、活動の様子などを広く周知して呼びかけていきたいと思います」と語りました。 |
![]() ▲6月14日は、信田煮をメインとしたメニュー |
| 住民同士で見守り合える関係に |
| 自治会長の前川さんは、「この住宅は5年前の建替えで、さまざまな方が引っ越して来られ、元々のつながりがないなかで、まずは声かけ、あいさつをすることから始めました。過去に孤独死もあり、孤独・孤立を予防する活動が必要だと感じていました。住民同士が顔の見える関係をつくることができればと思い、活動しています。特に男性への声かけを意識し、参加してもらえるように促しています。今後はこの住宅の方だけではなく、多くの人たちが集い、住宅以外の方とも交流できる場をめざしていきたいと思っています」と話しました。 |
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| ※本記事は、広報誌「大阪の社会福祉」令和7年7月号掲載記事に基づき作成しています。 |
| お問い合せ:大阪市天王寺区社会福祉協議会 |

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