2025.07.18
社協とライオンズクラブでの具体的な連携に向けて ~ライオンズクラブ国際協会335-B地区 アラートセミナー in 大阪~
市社協とライオンズクラブ国際協会335-B地区は、平成31年2月に「災害時におけるボランティア支援に関する協定」を締結しており、現在はさらに身近な区単位での関係構築をすすめています。 |
ライオンズクラブは国際的な社会奉仕団体であり、その取組みの一つに「災害支援」が掲げられています。本協定は、災害発生時の市・区社協による「災害ボランティアセンター」の設置・運営等について、市・区社協からの協力要請に基づき、ライオンズクラブが物的・人的支援や支援拠点等の協力をいただき、互いの強みを活かしてともに災害支援をおこなっていくためのものとなります。 |
今回は、令和7年7月3日にホテル日航大阪で開催された「ライオンズクラブ国際協会335-B地区 アラートセミナーin大阪」において、市社協職員から社協の機能と災害時の連携について講演した時の様子を紹介します。 |
はじめに、335-B地区アラート委員長の樋浦一二三さんから開会挨拶、335-B地区ガバナーの古川繁浩さんの来賓あいさつに続き、市社協の浅井俊之理事から挨拶をおこないました。 |
![]() ▲浅井理事から感謝と今後の連携に向けた思いを伝えました |
浅井理事からは、「ライオンズクラブ国際協会335-B地区アラートセミナーの開催、誠におめでとうございます。ライオンズクラブ様とは平成31年に協定を締結しておりますが、より身近な区単位での関係構築を昨年度からすすめています。今回、社協の機能や災害時の連携について、認識を共有できる機会をいただき、ありがとうございます。本会職員から具体的な連携に向けてライオンズクラブの方々へ依頼したい内容や災害ボランティアセンターについてなどを報告させていただき、今後も各区単位でライオンズクラブとの連携を一層強化していきたいと考えております。そのためにも、日頃から顔の見える関係と、いざという時に連携できる体制を構築していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします」と参加したライオンズクラブの方々へ改めて感謝と今後の連携に向けたお願いを伝えました。 |
挨拶の後、335複合アラート委員・B地区アラートコーディネーターの坂本惠市さんから「いのちを守り、生き延びる力」、335複合アラート委員・A地区アラート委員長の藤之原美津子さんとB地区アラートコーディネーターの松本杜史子さんから「アラート活動における女性の力」、市社協の木下掌悟 大阪市ボランティア市民活動センター副所長と植岡大登 総務部主事から「社会福祉協議会が期待する連携の力」をテーマにそれぞれ講演がありました。 |
市社協の木下副所長と植岡主事からは、「社協は災害ボランティアセンター開設のほかでも災害支援をおこなっています。大規模災害時において、社協だけで対応できることは限られるため、資機材や備蓄品、特殊車両(軽トラックや1BOXなど)、人材等の支援が必要です。また、車両の駐車スペースや備蓄物資等の保管場所、災害ボランティアセンターのサテライト等の広い敷地などの協力もお願いします。社協とライオンズクラブが連携協働することで、災害時に双方の力を発揮し、ともに被災者の生活再建に向けての支援をしていきたいと考えています。そのためにも、市・区社協が災害ボランティアセンター開設訓練やイベント等をおこなう際は、一緒に取組み、平時から連携協働できる関係をつくっていきたいです」と伝えました。 |
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![]() ▲市社協の木下副所長(左)と植岡主事(右)から社協の機能とライオンズクラブへ協力依頼したい内容などを報告 |
最後は、日本ライオンズアラートチーム全体統括リーダーの佐々木健太さんから講評、335-B複合地区アラート委員長の西尾良典さんから謝辞、閉会挨拶があり、終了しました。 |
災害時に備え、日頃から多様な団体と顔の見える関係、いざという時に連携できる体制を構築していくことが重要です。今回のセミナーを機に、今後も各区単位でライオンズクラブとの連携を一層強化していきます。 |