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【東成区】STAY HOMEのおともに 「在宅生活応援知恵袋」

新型コロナウイルス感染症により、外出の自粛が要請されて、自宅で過ごすことが多くなりました。特に高齢者の方は、身体の動きが低下したり、歩くことや身の回りのことなど生活動作が行いにくくなることが心配されます。

▲「在宅生活応援知恵袋」のPDFデータはこちらから

このような状況の中、東成区社協では「自宅でできる体操」や「暮らしの工夫」などを収録した「在宅生活応援知恵袋」(平成31年3月作成)について、あらためて普及・活用を進めています。

地域主体で訪問活動や、郵送での情報提供をされているところでは、ボランティアから地域の高齢者に配付。ケアマネ連絡会、介護サービス事業者連絡会にもデータ配信して活用を呼びかけているそうです。この機会にぜひご覧いただき、自身で取り入れてみたり、周りの人にすすめてみてはいかがでしょうか。

▲自宅で出来る体操を紹介

冊子の内容や作成経緯などは、広報誌「大阪の社会福祉」第772号(令和元年9月発行)でも取りあげていましたので、紹介します。


「在宅生活応援知恵袋 」作成記念 説明会&相談会

-リハビリから考える社会参加-

東成区社協は、令和元年7月31日、区在宅サービスセンターで「在宅生活応援知恵袋」作成記念の説明会&個別相談会を開催。区内の高齢者ら、約25人が参加した。

▲「社会参加」と「リハビリ」の相談コーナー(奥)の 待ち時間には参加者同士で交流

在宅生活応援知恵袋とは、2年前に結成された東成区リハビリテーション連絡会(以下、リハ連)と、区社協が協働して、掃除や洗濯、炊事など、家事の負担を軽くするための「暮らしの工夫」や、「自宅でできる体操」「ウォーキング」などを17ページにまとめた冊子だ。

説明会では、冊子の制作に携わったリハ連の作業療法士・河井賢一さんが、筋肉や関節などについてレクチャーするとともに、後半は個別相談コーナーを設け、日頃の悩みや疑問を専門職に直接聞ける機会となった。

■ いつまでも、家事は自分でやりたい

冊子作成のきっかけとなったのは、区の保健師とリハ連、区社協が協力して実施した、各地域での介護予防の啓発講座。その場に参加した高齢者251人にアンケートを実施した結果、 「介護予防に関して取り組みたいことは?」に対する回答のトップ3は「家事」「体操」「ウォーキング」であった。

高齢者は膝や腰、肩の痛みや動きにくさが原因で、今までできた掃除、洗濯、買い物などに、負担やストレスを感じやすい。生活支援コーディネーターの島岡繁希さんは、そのストレスを「“自分で家事ができる幸せ”に変えたい」という想いから、冊子作成をリードした。

この日は、リハビリのプロである河井さんが、冊子内容に沿 って、身体に負担のない姿勢や 動作を解説。「何のための体操か意識することが大切」「家事を続けていたら体のメンテナンスになる」などのアドバイスを送り、参加者は自身の身体にふれたり、動かしたりしながら聞き入っていた。個別相談会も好評で、不安げに参加した人も、 最後は晴れやかな表情で帰っていった。

▲「膝のお皿、動くのわかりますか?」と作業療法士の河井さん

■ 冊子のモデルは体操教室の卒業生たち

冊子は平成31年3月に完成。作成には、約3か月を要した。リハ連とともにアンケートを分析し、掲載内容を検 討。リハ連の理学療法士・作業療法士らがページを分担した。
写真に協力したのは、リハ連と区社協との取組みのひとつで、2年以上続いている体操教室の卒業生たちだ。工夫次第で、高い所にも手が届き、重いものが運べ、腰を痛めなくても靴下がはけることを、自らがモデルとなって示している。モデル協力者は、「私、載ってるねん!」と照れながらも、地元地域での冊子配布にも協力してくれているそうだ。体操教室の卒業生は、ほかにもボランティア活動を始めたり、「歩こう会」を結成したりと積極的に活動しており、仲間づくりの面からも広がりを見せている。

■ 「社会参加」という同じゴールをめざして

個別対応のリハビリ専門職と、高齢者の支え合いを推進する生活支援コーディネーターは、一見つながりづらい印象があるかもしれない。しかし、リハビリの専門職が、患者の機能回復において、「リハビリのゴ ール設定をどこにするか」と考えると、接点が見えてくる。

島岡さんは「例えば、リハビリで階段をスムーズに降りられるようになれば、その先に社会参加が可能になる。逆に、参加できる場に出かけ、交流すること自体がリハビリにもつながる」と語る。今後も共通するゴールに向かって連携しながら、知恵袋を各地域に伝えていくことを考えているという。

この日は相談コーナーの傍ら、集まった人同士で「一人暮らしの人同士で一緒にご飯を食べるような会ができたら」という声も。各参加者が日頃の暮らしのヒントを持ち帰るとともに、新たな仲間づくりにつながる兆しも垣間見えた。

▲冊子を手に説明する生活支援コーディネーターの島岡さん


※広報誌記事の転載内容は、発行時点(令和元年9月)の情報となります。

(担当:地域福祉課)

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