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【市社協・区社協】 いつもの場所で、こどもたちとの継続したつながりを 

こどもの居場所活動の 状況を調査

新型コロナウイルス感染症の影響により、市内の小中学校は長期に渡って休校が続く事態となった。日頃からの居場所活動は中止せざるを得ない状況になるなど、こどもたちの孤立を深めてしまうおそれや食の確保の面でも懸念された。大阪市ボランティア・市民活動センターでは、現状を把握し支援につなげていくため、地域こども支援ネットワーク事業に登録する130団体を対象に、3月と4月にこどもの居場所活動の状況調査を実施。

結果、学校休業期間中は通常通りの開催は難しいとの声が多かったが、そのような状況の中でも、各団体は、感染症対策をしながら、形態を変更してお弁当やお菓子を配付するなど、困難に直面しているこどもたちのために今できることをしたいという思いをもって、模索しながら活動に取り組んでいた。

▲今日はテイクアウトの日(子ども食堂ひまわり/城東区)

▲お弁当がこどもたちへ


こどもたちとのつながりが 途絶えないように

このような中、大阪市社協・区社協が5月下旬から取り組んでいる「外出自粛高齢者・障がい者等見守り支援事業」の一環として、これまでのつながりが途絶えないように、5月27日~31日に、みんな食堂等(こどもの居場所活動を含む)にお弁当を提供する取組みを実施した。

この枠組みに沿って、地域こども支援ネットワーク事業登録団体に呼びかけ、30団体から申込みがあり、約1500食のお弁当がこどもたちに届けられた。

支援団体からは「久しぶりにこどもたちの笑顔や話す様子を見ることができ、いい機会になった」「親子連れが続々と訪れて、マスク越しに笑顔で会話ができたのがうれしく、保護者同士、こども同士で久しぶりの再会を喜ぶ姿も見ることができてよかった」「通常通りのこども食堂ができる日が待ち遠しい」などの声があった。

感染症防止の観点から苦渋の決断で中止している居場所、感 染症対策をしながら形を変えて継続している居場所、それぞれの事情のなか、さまざまな団体が、こどもたちを支えよう、つながり続けようと日々取り組まれている。

また「活動を応援したい!」という企 業や団体から、地域こども支援ネットワーク事業へ、たくさんの物資の提供があり、こどもの居場 所活動の大きな力となっている。今後もこどもを支援する団体や企業、地域の方々とともに、こどもたちの地域でのつながりを支える取組みをすすめていく。

▲地域子ども支援ネットワーク事業への物資の提供(左:大阪市ボランティア・市民活動センター上野谷加代子所長、右:NPO法人日本もったいない食品センター高津博司さん)


今後は区独自の 取組みを一層推進

市・区社協では、引き続き高齢者や障がい者、こどもたち等 の住民一人ひとりが、孤立や不安を抱えることなく“つながり”をもった暮らしを続けることができるように、さまざまな 事業を推進していく。

多様な関係団体間の連携を図り、ネットワークを活かしながら、区の特性に応じた独自の取組みも一層推進していく予定である。

▲集まれなかったいつもの居場所でお弁当を手にこどもたちに笑顔が広がる(団地の寺子屋/城東区)


*この記事は、広報誌「大阪の社会福祉」782号(令和2年7月発行)掲載内容に基づき作成しています。

(地域福祉課)

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