発信 あなたのそばの福祉のとりくみ

気楽で・まじめな・ふくしのカタリバ(此花区)

■若い世代・地域に関わりのない住民も、集って語れる場をつくりたい

此花区の「ほっこりの家」(=梅香憩の家)を会場に、平成28年4月から「このはな福祉ラウンドテーブル」が始まりました。5月25日(水)に開催された第2回ラウンドテーブルに、大阪市社会福祉協議会からも取材のため参加させていただきました。

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ねらいは「福祉」をテーマに若い世代や地域活動に関わりのない住民も含めて集まることで、「参加」や「気づき」の機会をつくること。区内の福祉施設職員の発案が出発点となり、地域住民の参画を得ながら、区役所・区社会福祉協議会もともに話し合い、昨年度後半から準備を重ねてきました。専門家の立場として、桃山学院大学の松端克文教授も参画しています。

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■身近な生活のことであれば、何でもOK!

午後7時。ほっこりの家2階の間に集まったのは約30人。町会長、民生委員、施設職員、区役所、区社会福祉協議会、まちづくりセンター職員、さらには同じ市営住宅に住むという男性数人や、地域活動との直接の関わりはないという人など、バラエティーに富んだ顔ぶれが並びました。ラウンドテーブルの基本5か条(=写真)を共有し、おしゃべりがスタート。

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はじめに切り出したのは、松端先生。「自己責任」「自己決定」というキーワードを取りあげ、「どうすれば助け合える関係をつくれるか」「“助けるよ”は言えても、“助けて”を出すのが難しいですよね」と投げかけました。

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「高齢になると迷惑をかけたくないからと、コミュニティに参加しない人がいる」

「自分は仕事を引退して、はじめてこういう場に参加した。こんな場に出たい人はいっぱいいるんじゃないかな?」

「住んでいる市営住宅では、何か対策を考えていかないと孤立死が起こってしまう。今は独自に見守りをしているけど、他の団地の取組みも知りたい」

「普段のつながりはいらないけど、災害時には助けて、と言われることも。普段のつながりがあればこそなんだけど・・・」

「この人を見守りたい・誰かに見守ってほしい──この思いが合っているといいけど、どちらか一方だとうまくいかない」

「高齢になって誰かの支えが必要になったとき、“安全な暮らし”を優先するか、最後まで“自己実現”しながら生きることを大切にするか」

「マンションに住んでいるけど、そもそも自分が町会に入っているかわからなくて・・・」

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話題が話題を呼び、話は尽きることなく、あっという間に8時30分。この会議は「結論は出さず、時間がきたら笑顔で終了!」とのことで、1か月後の再会と、口コミによる周知を約束し、ラウンドテーブルは終了しました。

■取材を終えて

事前申込ナシ!集まったメンバーでルールを共有して、フリートーク!1時間半の話し合いに同席して、チラシのフレーズにもあった「いまみんなが話したいことは福祉の話かもしれない」を実感しました。福祉をテーマに、気軽に・単発で・誰でも参加できる場はそう多くありません。このラウンドテーブルは、いま此花区で地域や福祉に関わっている人同士の「出会いの場」であるとともに、これから一歩踏み出してみてもいいかも・・・ちょっと気になるかも・・・という人の「デビューの場」となるような温かさを感じました。毎月第4水曜日(午後7時から)の定例開催となっています。「此花区」「福祉」のキーワードにピンと来た人はぜひ一度のぞいてみてください。(地域福祉課 田淵)

※このはな福祉ラウンドテーブルの記事は、広報誌「大阪の社会福祉」(平成28年8月号)にも掲載を予定しています。

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