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居場所いろいろ③ 男の集い(阿倍野区)

大阪市社協では、平成30年3月に策定した「大阪市地域福祉活動推進計画」の重点目標の一つに「人が集い・つながる場を拡げる」(居場所)を掲げ、さまざまなテーマ・形態の居場所づくりを応援しています。その一環として、広報誌「大阪の社会福祉」において、市内各地の特徴的な居場所を紹介するコーナー「居場所いろいろ」を連載しています。誌面で取りあげた居場所について、本コーナーでも順次紹介していきます。


“定年男子”たちの井戸端会議―地域に一歩が踏み出せない人に来てほしい―

「男の集い」は、仕事一辺倒の人生を卒業し、退職後、バラ色の人生を望むも「地域に居場所がない」と気づいた男たちが、自ら創った男性限定で利用できる月1回の居場所である。今年1月からスタートし、毎月25人位の男性が集まり、“おばちゃん”顔負けの賑わいをみせている。

「たこやき、かき氷、フランクフルト、焼きそば…何をやりますか?費用の上限は?」。第7回の集いでは、「納涼盆踊り」への出店について話し合う。いろんな意見がでるが、グループでまとめを発表し、多数決で次々と内容が決定される。ファシリテーターは阿倍野区社協職員が担当。生活支援体制整備事業の生活支援コーディネーターも関わりながら「男の集い」の立上げ時から継続した支援をおこなっている。

▲面白いほどスムーズに決まっていく会議

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「男の集い」になぜ男が集うのか。その特徴を晴明丘地区社会福祉協議会会長で「男の集い」発起人の石橋一昭さんに聞いた。まず、参加者をみな「〝 とんとん”の立場」に整える。例えば「地域の役職や現役時代の肩書きを出さない」「主催者も“世話人”と位置付ける」など。次に「規則なし」「出欠もとらない」といった「縛りのなさ」。最後は「自主性の尊重」。参加者自身がプランを練って協力しながら、実現に導く。集いも、第4回は「花見」、第8 回は「納涼ビアパーティ」と自由に企画している。

▲「運営は参加者の自主性を尊重しています」と発起人の石橋さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「男の集い」は勢いがある。第1回には、5年後、10年後の目標として掲げた「自然発生的な趣味のサークル結成」だったが、メンバー有志が「料理教室」「歴史探訪」などのサークルをわずか半年で立ち上げた。さらに、「男の集い」に触発され、なんと7月からは“女子バージョン”の「女の集い(女子会)」が始動しているという。

石橋さんは、「地域では活動の“担い手不足”が悩みの種だが、この状況をみる限り“見つけていないだけ”と言わざるを得ない」。この調子なら、サークルがめざす地域貢献にいたるのも、そう遠くないと思われる。


男の集い

●主催:晴明丘地区社会福祉協議会

●日時:第2日曜日 10:00~12:00 ※原則

●場所:晴明丘会館(阿倍野区北畠1丁目18-4)

●市内在住60歳以上の男性が参加できます ※原則

●料金:100円

●電話:06-6629-4331(会館)/06-6628-1212(阿倍野区社協)


本記事は、「大阪の社会福祉」第759号(平成30年8月発行)の掲載記事をもとに作成しています。

(担当:地域福祉課)

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