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居場所いろいろ② こもれびカフェ えほんとごはん(西成区)

大阪市社協では、平成30年3月に策定した「大阪市地域福祉活動推進計画」の重点目標の一つに「人が集い・つながる場を拡げる」(居場所)を掲げ、さまざまなテーマ・形態の居場所づくりを応援しています。その一環として、広報誌「大阪の社会福祉」において、市内各地の特徴的な居場所を紹介するコーナー「居場所いろいろ」を連載しています。誌面で取りあげた居場所について、本コーナーでも順次紹介していきます。


近所にある「実家」―子育てのよろこびを伝えたい―

「こもれびカフェ」は、毎週金曜日、「花園町」駅から西へ徒歩5分の民家で開かれている。保育園の園長をしていた四宮博子(しのみやひろこ)さんが退職を機に、実家の一階に看板をかけてオープンした。「働きながらの子育ては大変。近所に『うちで食べたらええやん』という “おせっかいおばさん”がいると助かるはず。週一回でも、こどもがお母さんの膝の上で絵本を読む時間をつくってもらいたい」という想いで始めた。

▲絵本は親子を一瞬にしてつなぐ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「こんばんは」と暖簾をくぐり、次々と親子がやってくる。向かいにある保育園の帰りに寄っていく親子が多い。お母さんが腰を下ろすと、こどもたちは元気に走り回る。一緒に遊ぶのは、保育を学ぶ大学生や「折り紙ならできる」と参加したボランティアたち。厨房では、定年退職した元シェフと、四宮さんの中学時代の同級生がごはんの準備をしている。お家の晩ごはんのように〝手づくりで”旬の味を大切に、食べる楽しさも伝えたい。

ピーク時。細長の2LDKいっぱいに総勢40人がごったがえす。親同士が子育て談義で盛りあがる傍ら「小学校ってどんなん?」とこども同士の情報交換も。お母さんたちはカフェにきて「知りあいが増えた」という。週に一度の特別な時間を大人もこどもも、食べて、しゃべって、遊んで、ふれあって、元気を取り戻しているようだ。

四宮さんは、子育ての素晴らしさをお母さんたちに伝えたいという。「2歳の子が初めてのハサミに興味をもち、真剣に取り組む表情の愛らしいこと!お母さんには、今しかみられないこどもの表情、日に日に成長していく姿を感じながら、子育ての楽しさを味わってほしいですね」

▲四宮さん手作りの暖簾をくぐり、アットホームな場所へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


こども食堂というより「近所にある実家」の雰囲気。借りたり改装したりせずに、自宅をそのまま利用して始められるアットホームな居場所は今後、増えていくかもしれない。


こもれびカフェ えほんとごはん

●主催:こもれびカフェ

●開催日:毎週金曜日16:30~20:00(ピークは18:00)

●開催場所:こもれびカフェ(西成区旭1-7-17花園和敬学園の前)

●どなたでもご参加できます

●料金:こども100円、大人400円

●電話:06-6631-6138

●フェイスブック:https://www.facebook.com/comocafe557/


本記事は、「大阪の社会福祉」第758号(平成30年7月発行)の掲載記事をもとに作成しています。

(担当:地域福祉課)

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