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居場所いろいろ① シャラナム(西区)

大阪市社協では、平成30年3月に策定した「大阪市地域福祉活動推進計画」の重点目標の一つに「人が集い・つながる場を拡げる」(居場所)を掲げ、さまざまなテーマ・形態の居場所づくりを応援しています。その一環として、広報誌「大阪の社会福祉」において、市内各地の特徴的な居場所を紹介するコーナー「居場所いろいろ」を連載しています。誌面で取りあげた居場所について、本コーナーでも順次紹介していきます。


「非日常」の癒し -お寺の原点にかえり、寺カフェとともに新しいつながりを-

西区の新なにわ筋の東側、マンションやオフィスビルが立ち並ぶ街の一角にある正福寺。5月15日、よろず寺カフェ「シャラナム」が、オープンした。

主催は、21代目の住職を務める須原正好・悦子さんご夫妻。「お寺には本来、人が集い、おしゃべりを楽しむ井戸端会議の場のような役割がある。地域の方々に改めてお寺を開放することで、お寺の原点を取り戻したい」。そんな思いから、開設に向けて、区社協・地域包括支援センターと何度も相談し、この日を迎えた。

▲民生委員の奥様(坊守)と二人三脚で運営(左から須原正好さん・悦子さん)

本堂に入ると、仏様のお姿が醸し出す厳かな雰囲気に包まれる。1階の広間ではなく、あえて2階の本堂でおこなう。理由は「非日常の“お寺感” を感じてほしいから。気持ちをリフレッシュし、自分を見つめ直したい時は、環境を変えるのが一番!お寺に足を踏み入れるのは勇気がいるかもしれないが、その勇気が少しで済むように心の敷居をフラットにしていくのが私たちの役目」という。

お茶を飲みながら、おしゃべりに興じている人たちに話を聞く。「心が洗われる時間」「実家の寺には行くけれど、近所のお寺は新鮮」と話される。ある人は、「ご住職と気軽にお話しでき、焼香の仕方、仏具や飾りの意味など、いまさら聞きにくいことを丁寧に教えてもらった」と喜ばれる。

「シャラナム」を開くことで、さまざまな人が出会い、その感性や感覚を受け入れ、多くの人と気持ちを分かち合えたらと願っている。「お寺になじみのない人や、ここで何かやりたい人など、いろんな人に来てほしい。みなさんと関わりながら、心地よい場所のために、人々をつなげていくことが私たちの目標と思っています」

▲地元の人たちの新たなおしゃべりの場に

西区にはすでにオープンしている寺カフェがもう一ヵ所ある。住民が心の拠り所として古くから大切にしてきたお寺によるカフェという形での新しい居場所づくりは、若者が集うカフェも数多く点在する西区の新たな可能性を感じるものであった。


シャラナム (サンスクリット語で「休息地」の意味)

●主催:浄土真宗本願寺派 正福寺

●開催頻度:月1回(8月から第1火曜日14:00~16:00に定例化。1月は休み)

●開催場所:正福寺 (西区立売堀4-6-16)

●どなたでもご参加できます。

●電話:06-6532-0436

●ホームページ:http://www.syoufukuji.com/


本記事は、「大阪の社会福祉」第757号(平成30年6月発行)の掲載記事をもとに作成しています。

(担当:地域福祉課)

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