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地域福祉シンポジウム(2/4)此花区・働楽 Q&A

2月4日開催・地域福祉シンポジウム「おたがいさまでつながる 地域の居場所」にご登壇いただいた特定非営利活動法人 働楽(どうらく)の阪 憲明さんに、当日会場で寄せられた質問にお答えいただきました。


【Q1】コラボする相手とはどうやって出会うのですか? 

──基本的には、私との個人的なつながりや、利用者の知り合いの方からという身近なつながりからスタートしています。そして、その噂を聞きつけて、場所を使わせてほしいという広がりにつながっています。小さくてもイベントを実施すれば、見ている人は、見てくれています。


【Q2】私はご飯側に居て、ボランティアをしていますが、卵側が割れておいしい卵かけご飯になるには、ご飯側がどのようにあればいいか、悩ましいです。何かご指導を。

(注:ご飯 → 地域、卵 → 施設という例えを交えた報告に基づく質問)

──ご飯側は、温かい方が卵かけご飯も美味しい。卵の方も自分の力で割ることができる事業所や団体ならいいのですが、そうはいかない事情もあります。ご飯側は、卵側へのノック(アプローチ)を意識してしていただければと思います。地域で開催されるお花見や防災訓練などで、頭の端の方でも「福祉施設の参加って可能かな」と考えてください。そして実際にお声かけいただければ幸いです。そして、この時に断られても、ことある時に気軽にお声かけいただければ、事業所側が年間予定とかを工夫するはずです。同じメンバーばかりでなく「いつもと違う団体や個人とコラボしたらどうなるかな」って、いつも想像していただければ幸いです。


【Q3】ひまわり喫茶などを始めて施設利用者の変化はありましたか?

──劇的な変化などはありませんが、地域の人と顔見知りの関係にあるということは、作業所への行き帰りの道なんかの安心感につながっていると思います。


【Q4】平成17年に、喫茶を始める上での大変だったことは?

──全く新しい取組みだと大変だったと思いますが、元々のふれあい喫茶のモノマネからスタートしているので、それほど大変ではありませんでした。惜しみなく協力いただいたふれあい喫茶さんには感謝しています。


【Q5】いろんな人の力を引き出す秘訣は?

──引き出すというイメージよりは、一緒に考えて、どうしたら面白くなるのかを真剣に考えると、お互いが思いもよらなかった協力関係を見つけ出すことができると思います。


▲阪さんからの報告に対してコメントするコーディネーターの大阪教育大学 新崎国広 准教授

 

【Q6】梅香地域さん(施設の所在地域)との日常的な関わりについて、もう少し教えてください。

──利用者と地域との関わりというと、春の桜祭りや夏の盆踊りでの交流が直接的な関わりだと思います。私自身は、梅香地域活動協議会のメンバーとして地域に関わらせていただいています。


【Q7】原動力になっている思いは何ですか?モチベーションを保つ秘訣は?

──この喫茶で、儲けてやろうというのはなくて、地域への事業所の解放と、障がい者福祉の啓発の意味が大きいと思います。障がい者の人が集まってなんかしてるけど、ようわからんから怖いなぁ…という漠然とした不安や誤解を解くというのが一番の理由だと思います。あと、事業所の中だけで全てを完結させようとしてしまうとどうしても内向きになってしまうので、地域との関わりは、専門職の私たち以外の刺激が利用者にあるので、良くも悪くも利用者のQOLにつながると考えています。そして、そういう関わりが「自然」な環境なんだと思います。その力を地域からいただくために喫茶を続けているというのが、モチベーションの一つかもしれません。


【Q8】実践していく中で特に大変だったことはどういったところでしょうか?それをどうやって乗り越えられましたか?

──継続していく中では、中だるみが起こるものなのですが、みんなの気持ちが乗らないときは、休止しました。基本的には、事業所の作業が基本なので・・。 でも、私は、間がどんなに空いても必ずするという気持ちは持っていました。細く長くと最初から割り切っていたのが良かったのかもしれません。


【Q9】参加者のコーヒー・お菓子などは有料ですか?継続するための資金はどうされているのですか?

──有料です。100円頂いています。基本的には作業所のお金で運営しています。回を重ねると備品とかの費用は必要でなくなるので、材料費だけなら、そんなに高い出費にはなりません。


【Q10】この先、もっとこうなっていけばいいなぁなどありますか?

──個人主義とか、無関心の時代とか言われますが、そういう人ばかりではないと思います。自分の手の空いた時間で社会貢献したい、地域活動をしたいという人は、ものすごい人数いると思います。そういう人が参加しやすいような環境づくりができればと思います。音楽が得意な人は音楽で、カレー作りが得意な人はカレーで、アウトドア好きな人はその知識でと、地域活動への参加が、その人の趣味や興味へとリンクができればいいですね。そのためにも地域の方も、失敗してもいいぐらいの気持ちでとりあえずやってみるという考え方は大事だと思います。


阪さん、ご回答ありがとうございました!

特定非営利活動法人 働楽 ホームページ → http://www.konohana-douraku.com

● 浪速区報告QAページ → コチラから

● 阿倍野区報告QAページ → コチラから

 

 

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