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【天王寺区】「気づけるランド」開催 ~コロナ禍での災害ボランティアについて考える~

▲アクリル板の設置等、感染対策を実施

天王寺区社協では、平成29年度から災害時に自分自身や家族・要配慮者を含む近隣の方が困ることに気づき、平時から考えておくこと・つながりをもつことの大切さを学ぶ講座「気づけるランド」を開催しています。今回は、災害ボランティアセンター(以下、災害VC)の機能を知ることにより、地域の早期復興につなげてもらうため、12月26日に天王寺区民センターで災害VC体験を開催しました。

はじめに、KZ総合防災企画の黒田和伸さんから、近年発生している災害の状況や災害ボランティア活動についての話があり、特にコロナ禍における地元の災害ボランティアの重要性が強調されました。

その後、参加者は災害VCの役割を実際に体験を通して学びました。区在宅サービスセンター、老人福祉センター、大阪国際交流センターを災害ボランティア活動先に見立てて訪問し、段ボールベッドの組立て等、災害時に役立つ体験を実施。大阪国際交流センターでは、災害時におけるセンターの機能や外国につながる市民の防災意識、課題等の説明があり、参加者は、生活を通じて外国につながる市民に対して感じていることや、協力体制について意見を交わしました。

最後に体験を振り返り、「自分は避難所運営に携わることになるが、避難所と災害VCの協働を考える機会になった」「一度だけでは覚えられないので、今日のような体験をメニューを変えて何度も企画してほしい」など、今後の活動や企画につながる熱心な意見が出されました。

▲参加者による段ボールベッド組み立て体験

コロナ禍での開催に区社協も悩みましたが、こんな時だからこそ、感染予防を重視したリアルな訓練を地域とともに取り組みたいとの強い思いがありました。区社協地域支援担当の上田和幸さんは「コロナ禍の今、外からの支援が受けにくい状況にあり、地域住民同士の助け合いがより重要となる。だからこそ、災害時に自分たちの力が必要なのだと、地域住民に気づいてもらえる取組みを今後も継続させていきたい」と力強く話しました。


本記事は、「大阪の社会福祉」第789号(令和3年2月発行)の掲載記事をもとに作成しています。

(担当:地域福祉課)

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