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【区社協活動レポート】東淀川区社協/新庄小学校で「福祉体験学習」  

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12月18日(金)東淀川区にある大阪市立新庄小学校で、3年生を対象に、福祉体験学習がおこなわれ、大阪市社協からも取材を兼ねて同行しました。きっかけは「障がい者に対する理解と思いやりの心を育みたい」という新庄小学校の思いでした。

教頭先生から相談を受けた東淀川区社協は、同区内のNPO法人「Flat・きた」、東淀川区中部地域包括支援センターの協力を得ながら、学校とともに企画・準備をすすめました。

 

■福祉ってなに?

プログラムの冒頭、体育館に集まった3年生およそ50人に、東淀川区社協・地域支援担当主査の石本和彦さんは「福祉ってどんなイメージ?」と切り出します。「福祉とは、ふだんの・くらしを・しあわせにすること」。決して特別なものではなく、みんなが地域の中で暮らす人たちに思いやりを持って接していくことが大切だということを投げかけました。

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■障がい当事者の地域での暮らし

石本さんに続いて、児童たちと同じく新庄で暮らすNPO法人「Flat・きた」大代裕之さんのお話へ。登場から車いすを自由自在に操作して、講堂をぐるっと一回り。児童たちの関心を引きつけながら、生まれつき障がいがある自身の生い立ちや、ヘルパーを利用しながらの生活、障がい者の相談支援の仕事をしていることなど、日頃の暮らしについて語りました。

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子どもたちとの質疑応答もおこなわれ、電動車いすサッカーを約25年していることや、現在は監督を務めており、今年、自身のチームを全国大会準優勝(!)に導いたことも話されました。対話を通して、児童たちとの距離もぐっと近づいていきます。

 

■体験からふりかえり・わかちあい

授業は後半へ。車いすの種類・操作方法が解説された後、3人1組で車いす介助体験を実施。段差や狭い通路を再現したコースを一周し、児童は順番に「乗る」「介助する」「見守る」の3つの役を体験しました。

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(先生の協力も得てデモンストレーション)

体験を終えて、グループごとにふりかえり・全体発表。児童たちは、車いすを使う方にとってのエレベーターの大切さを再認識したり、「困っている人にはなるべく声をかけたいと思った」という発言もありました。

まとめとして石本さんは、いろいろな人が暮らす地域の中で、障がいのある人だけでなく、高齢者の方や、ベビーカーを押している人などにも思いをはせてほしいこと、このような体験から考えて・話し合い・分かち合うことを大事にしてほしいことを投げかけ、「今日のことをぜひおうちの人にも伝えてもらって、みんなが安心して暮らせるまちをつくっていきましょう」と締めくくりました。

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(左:東淀川区中部地域包括支援センター奥田教之さん、中央:東淀川区社協 石本和彦さん、右:NPO法人Flat・きた大代裕之さん)

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