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【区社協活動レポート】天王寺区社協/地域福祉フォーラム

平成27年4月より全国で「生活困窮者自立支援制度」がスタートし、大阪市でも区役所内に相談窓口が設置されています。この制度についての理解を深めるために、11月26日(木)に天王寺区民センターにて、地域福祉フォーラム「新たな生活困窮者自立支援制度が意味するもの」が開催され、市社協からもお伺いしました。

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基調講演では、生活困窮者自立支援制度に創設時から関わりを持たれている、大阪市立大学大学院教授 岩間伸之氏が、「地域に支え合いのかたちを創造する」をテーマに

「少子高齢化や経済情勢などの変化のなか、人々の抱える生活課題も複雑になってきており、これからは専門職だけではなく、国民全体で支え合うことが必要となってきている。」

「生活困窮者とは、金銭で困っているだけではなく、引きこもりや、仕事に就いても長続きしない人など、さまざまな原因で社会的に孤立している人も対象となり、深刻な状態になる前に早い段階で支援につながる、予防的な取り組みが必要である。」

「さまざまな困りごとを抱えた人を支えていくためにも、地域の方やボランティアの方、多様な団体や機関が参画できるような、地域における支え合いの仕組みづくりが大切である。」と講演。

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パネルディスカッションでは、岩間先生の進行のもと、4人のパネリスト(生活困窮者自立相談窓口「サポート天王寺」/区民生委員児童委員協議会会長/地域包括支援センター/見守りネットワーク強化事業)から、事業や支援活動の報告、「サポート天王寺」との連携、生活困窮者やさまざまな困りごとを抱えた方への支援について話していただきました。

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それぞれの事業がどのような支援や活動をおこなっているか、また、民生委員児童委員の方の活動がこれまでもさまざまな困りごとを抱えた方への支援に関わっており、地域において重要な役割を果たされていることが伝わってきました。

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「新しいことをするのではなく、今までやってきた活動をていねいに進めていくこと、また、今関わっている具体的な事例からどのように支援して取り組んでいくかが大切である。」

「さまざまな困りごとを抱えた方への支援において、今ある制度や事業もコーディネートしながら、どのように地域全体でサポートしていくかを考えていく。支え合いのかたちを創造していく。地域福祉の推進の拠点は地域の中にある。」という岩間先生のコメントが印象的でした。

 

当日は雨にもかかわらず、地域住民の方も含め多くの方が参加し熱心に話を聴かれていました。だれもが安心して生活することのできる地域づくりにおいて、今後さまざまな機関や地域の方による支え合いや連携がますます大切になることを実感したフォーラムでした。

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